こんばんは(^-^)/
今回の施術記録は30代の男性です。主訴は偏頭痛。
とくに側頭部が締め付けられるような痛みという事でした。
まず対面して気になったのが、クライアント様のアゴの先端が
顔の中心より右側に寄っていました。
伺うと、噛み合わせも良く無いようですし口を開けると楕円形になります。
アゴの先端が右に寄っているという事は、下顎骨を横方向に動かす筋肉
内側翼突筋(下顎骨の内側に付いた筋肉)のバランスの乱れを
表しています。
緊張側の反対側にアゴ先が寄りますので、左側の下顎骨に指を引っかけて
翼突筋の緊張度合いを観ると、『気持ち悪いです~』と。
側頭痛に関係ありそうな部分を見つけました。
アゴの筋肉の動きは三叉神経(脳神経)によってコントロール
されるためです。
上部頸椎もガッチリで緊張感があり、たぶん脳神経の緊張も
出ているんだろうな~と思い、『睡眠は充分とっていらっしゃいますか?』
と伺うと、お仕事が忙しいようでなかなか…と。
やはり神経系の緊張をゆるめる為には睡眠が不可欠ですし、
その部分でも効果があるかと思い、まず睡眠時間を取っていただく事を
お願いして、頸椎調整と三叉神経の3点調整、あと首の筋肉を
よくゆるめておきました。
2回調整をさせていただき、先日お会いしてみると
まず、顔付きがだいぶ晴れやかになられていました。
ご自身でも意識して睡眠をとるようにして下さったようで、
良かったです。
偏頭痛もだいぶ落ち着いてこられたようですし、実はその間に
御家族から睡眠中の歯ぎしりが減ってきたと言われたんですって。
確かにアゴのバランスが乱れ、脳神経が緊張していれば歯ぎしりの様な
無意識の運動(不随意運動)が起こっていても不思議では無いですよね。
顎関節の運動は頭部の自律神経の緊張を鎮静する作用を持っていると
勉強しましたし(姿形操縦法テキストより)
やはり頭部の器官や下顎骨の調整には自律神経の観察と調整が
大切なんだなあと思いました。
喜んでいただけて、うれしいです。