こんばんは(^○^)
60代の女性のお客様。首が動きにくいという訴えです。
前から見ると、顎先が中心から右にズレています。
触ってみると右はノドの脇の筋肉(胸鎖乳突筋)、左は首の付け根
(僧帽筋)がかなり緊張しています。
しかし、伺うと何も痛みは感じないそうです。まずは首の筋肉をゆるめました。
首は胴体に比べて細いので皮膚から骨までの距離が近いですから、強く押し続けると神経や血管を圧迫して気持ちが悪くなる事もあります。
なので皮膚を擦るような柔らかい刺激をすると、筋肉が柔らかくなったので骨が見えてきました。
すると、さっき触れても感じなかった頚椎の関節の詰まりが痛みとなって表れてきました。
関節の調整をして首を動かしていただくと、ビックリされるほど動きが改善していて、
前から見ると顎先が中心に寄ってきました。
最後に、胸鎖乳突筋が緊張する原因として、内臓の疲れがあります。
それは、この筋肉の下には内臓の働きを司る迷走神経が通っているからです。
右ですと胃や膵臓なんかの調子に関係が深いので伺うと、
食べると胃のもたれが強いんですよ~って。
だから、おなかの調整もしましたよってお答えして調整はお終いです。
(もちろん全身やりましたよ)
特に季節の変わり目は自律神経のバランスが乱れやすく、内臓への負担から身体の不調が起こる事も多いので、そんな時には お早めに観せてくださいませ。