錦織作品紹介です。
「デュオニュソスの華」
織物美術家・龍村光峯 作
以下解説です。
古代ギリシャに酒神ディオニソス(バッカス)を讃える祭りがあった。常春藤(きずた)をからませ、葡萄酒をあおり、華々しくも騒々しい舞踏と音楽に駆り立てられた興奮と狂騒の密儀、神(雄牛)さえも犠牲にされる陶酔の極致であったと謂う。
先年永い眠りから醒めて、突如私たちの前に現れた藤の木古墳、その古代人の精巧な青銅の鞍の文様のなかに、幻のように顕われた馬上杯は彼のギリシャの神を想起させて神秘的な古代人の祭儀の文化の精華のように想われた。
龍村光峯
光峯錦織工房ご見学と機織り体験のご案内
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