次に張り込みをしたのは、不倫相手の自宅近隣の有料駐車場。
1回目の張り込みをした週の土曜日だった。
この日もカラオケに張り込みをしたが取り逃したらしく、気が付くとドラッグストアに駐車してあった父の車がなくなっていた。
そこで、父の車をがさ入れした際に見つけたパーキングのレシートをもとに場所を割り出した。
それが、不倫相手の自宅近隣の有料駐車場。
ドンキー付近のコインパーをぐるぐる回り、父の車を発見。
地味な張り込みを続けていると、ただそれだけで心拍が跳ね上がる。この感じ、ちょっとクセになる。。。
しかし、車を発見しただけで八方ふさがりだった。
そこで、父の車を写メし、弟が父にラインで画像を送った。
「話があるから、車に戻ってきてほしい」
すぐさま父から電話があり、怒鳴られた。
父「お前ら、そこで何やってんだ!どういうつもりだ!」
弟「どういうつもりかって、わかってるだろ? 話がしたいからこっちにきてよ」
父「ばかやろう! 行けないよ。 もうオレは好きなことするって決めたんだよ。 お前(弟)、結婚しないんだろ?」
弟「俺の結婚は関係ないだろ」
父「関係なくないよ。 お前がいつまでも結婚しないから、オレはもう好きなことをするって決めたんだよ」
私「その好きなことって何よ? 今、女の家にいるんでしょ? それって正しいことなの?」
父「ばか! お前たちが考えているような感じじゃないんだよ!」
こんなやり取りを30分以上しただろうか。
父は、かなり動揺していた。
結局父は戻らず、「急に言われても困る」というので、翌日の日曜日にその駐車場付近にあるファミレスに来てくれるようにお願いをした。
その際、不倫相手も一緒に来てくれるよう頼み、電話切ったあと空しく帰宅。
この日も何も得られなかった。
ただ、父と不倫相手に不貞に気付いていることをアピールすることはできた。