薬の副作用がきついなと思っていたら、
副作用ではなく、
2年前にした手術の後遺症で、腸が詰まっているから痛かったのだった。
こういうの腸閉塞というらしいです。
こんな痛いのは普通じゃない
と気づくのが遅く、
クリスマスイブに夫の車で救急に行きました。
一時間半ちょうどで押川先生の病院に。
レントゲンもCT検査もしましたが、触っただけで明らかだったよう。
大腸がんの手術をした人には5~9割の高い確率で起こるそうな。
手術後十年たって起こることもあるらしい。
予防策はないと、手術を受けた大学病院でも言われて、
常に心のどこかで怖れておりました。
一度起こすと繰り返し起こすとも聞いています。
まあとにかく、起こったものは仕方ない。
月の半分? 宮崎にいない押川先生がいた
ことだけで私はラッキーだったと思って1日目が過ぎました。
そして迎えた2日目。
処置をしてもらいました。
腸閉塞の処置はかなりきついということを、これまでいろいろな経験者の書いたものを読んできましたが、
私の想像以上でした。
あまりきつかったせいか
直後から微熱がでて夜まで下がらず、
血圧がいきなり過去最高レベルに。
何より鼻から150センチの管が腸に通されているせいで、
鼻と喉がいたーい。
動くのもやっとという時間、
よろよろとトイレから帰ってきたら
うっちぬのさーん
と声が。
ぼろぼろの顔を声がするほうに向けましたら
入院してるんですねー
と別セクションで働く看護師さんたちが来てくれてた。
そーなんですよー
もーしんどいのなんの
嬉しいな
1日中しんどい時間が続いてたけど、しばし笑顔になれました。
医療者だから遠慮なく、
つらーい
って言えるし。
うちぬのさん、せっかくクリスマスケーキ予約してたのにね
そーなんですよー
看護師さんに教わった美味しいケーキ屋さんで、
クリスマスに生まれた舅のバースデーケーキを予約してたんです。
ケーキは、
先週骨折で入院した舅の病床に運ばれたはず。
病人やってると、いろいろアクシデントがありますが、
えー?とか、うー!とか日常ですが、
医療が受けられるだけ私は恵まれてるということに結局は落ち着きます。
昼間地震がありました。
小さくて助かった。
大きいのが今きたら困ります。
設備の整ったきれいな病院で、ぬくぬくとしていられるしあわせは、当たり前のことじゃない。
感謝です。
おっとが、「行かなくていい?」と1日に何度も尋ねますが、
いいよ
と言います。イチゴちゃんの世話してくれたら嬉しいよ。
追記
3日目。
熱は下がり、腸も通じたみたい。
今後もこれが起こるのは本当にこまるな
追記2
私の腸閉塞は、よくある大腸がん切除手術によるもの・・・・
ではなくて、腹膜播種している腫瘍によるものとみるべきもののようです。
これまで抗がん剤は肝臓や肺の腫瘍にはとてもよく効いたのですが
(肺や肝臓の腫瘍には抗がん剤が効きやすい、と誤解しそうになりますが、
もちろん人によって効果のほどは違います)
おなかのほうには、効いてないという推測もできます。
お薬を変えて積極的に攻めていく必要があるかな
と先生も思い始めているよう。
家族がふたり入院してあわてているおっとが一人で頑張っている
では、イチゴとかお米とか野菜とか販売中