【読書記録】
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タイトル:『ZERO to ONE』(ピーター・ティール 著)
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関連URL:
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学習時間:
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サマリー:
1990年代のドットコムバブル時代にペイパルを起業した著者が、ベンチャー企業が生き残るためにはどんな条件が必要なのかを説いている一冊。題名の通り0から1を生み出す企業がそれにあたるのだか、そのような企業が成功を収めるにあたって共通する点や必要なことが、当時の状況とともに描かれている。
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学んだこと・感想:
○1990年代のドットコムバブルバブル
・シリコンバレーにおいて、起業家たちは1人で幾つもの企業を立ち上げ、速攻で売却してお金を儲けていた。当時は、ドットコムと付くだけで時価総額が倍増した。
・バブル崩壊によって、シリコンバレーの起業家たちは以下の教訓を残した。
①少しずつ段階的に前進すること
②無駄なく柔軟であること
③ライバルのものを改良すること
④販売ではなくプロダクトに集中すること
・これらの戒律は、著者に言わせると間違っている。本当に正しいのはこれらの逆のこと。
①小さな違いを追いかけるより大胆に賭けた方がいい
②出来の悪い計画でも、ないよりはいい
③競争の激しい市場では収益が消失する
④販売はプロダクトと同じくらい大切だ
・②の出来の悪い計画は、ビジネスプランを実行に移しつつ、常にフィードバックを行い、修正していくことで洗練されたものに仕上がっていくのだろう。
→リーン的?
○この世で生き残るベンチャー企業とは?
・「誰も築いていない、価値ある企業とはどんな企業だろう?」
→他社とは替えがきかないほど、そのビジネスに優れた企業、という意味での「独占企業」(ex.検索分野でのGoogle)
→他社のできないことをどれだけできるかで、成功の度合いが決まる。
○成功とは偶然なのか?
・もし成功か偶然だとしたら、複数のスタートアップを成功させたスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクのような人物は出てこないはず。
→何らかの成功法則に則って動いた結果として、複数の事業における成功がある。
→成功は偶然だと決めつけるのではなく、成功のための因果があると信じ追求してみる方が有意義なのでは?
○成功するための法則とは?
・競合がいないニッチな分野で成功を収め、次第に裾野を広げていき、最終的に大企業並みの分野における最後の参入者となること。
・良い事例としてアマゾンが挙げられる。アマゾンはまずはインターネット書店から始め、現在は世界中のオンラインカタログを作っている。このように、最初は「書店」という狭き範囲で商売を始め、最終的には「オンラインマーケットプレイス」として本のみならず電化製品から食品までを取り扱うように拡大した。
○ベンチャー企業はどれほど成功するのか
・ベンチャー企業といえば、0→1の代名詞とも言える。
・ベンチャーキャピタルのポートフォリオの運用実績から見て、投資に対して大幅なリターンを叩きだせるベンチャー(つまり成功して大きな利益を上げれる会社)はほんの一握り。
→つまり、クリエイティブなことをしたくて起業に結びつけるのはあまりに短絡的。会社に勤務することで発揮できる可能性も見落としてはならない。
→起業して100%会社の利益を得るより、成長している企業に勤務して0.1%の利益を得る方が安全で賢い。
○自分が何をするか
・重要なのは「何をするか」。自分の得意なことに集中すべきで、それが将来的に価値を持っているのかを真剣に考えた方がよい。
・たとえ非凡な才能を持っていたとしても、必ずしも起業がベストとは限らない。
・起業するなら、ひとつのもの、ひとつのことにこだわって経営しなければならない。
○隠れた真実を見つけるためには
・隠れた真実とは、誰も信じておらず、自分だけが正しいと知っていること。みんなにとって必要なことだが注目されていない分野を探求することで発見できる可能性がある。(筆者は栄養学を例に挙げている。栄養学という専攻はハーバード大学にも存在しない)
・孤独と批難に耐えながら探求し続けることが必要。
○ティールの法則
・上場前は取締役3人がベスト
・CEOの給料は社員の誰よりも低く設定するか、年間15万ドル以下になるように設定し、社員に金額の上限を示すとよい
→インセンティブ報酬は短期思考と価値の掴み取りを助長し、長期的な会社の発展には寄与しない
・ストックオプションという報酬形態を活用する
→長期的に会社の利益を上げようと努力するインセンティブになる。
○どう売るか
・ひとりの顧客から生涯に得る純利益の平均総額(顧客生涯価値またはCLV)>ひとり当たりの新規顧客獲得費用の平均(顧客獲得コストまたはCAC)とならねばならない。
○人間と機械
・コンピュータは人間に取って代わるものか?
→コンピュータは人間を補完するものであり、人間に替わるものではない。これから数十年の間に最も価値ある企業を創るのは、人間をお払い箱にするのではなく、人間に力を与えようとする起業家だろう。
○人間とコンピュータの違い
・人間には意思があり、計画を立て、複雑な状況で判断を下す。大量とデータを読み解くのは、どちらかといえば苦手。
・コンピュータは効率的にデータを処理できる反面、人間にとって至極簡単な判断でさえ下せない。
→コンピュータはツールであり、ライバルではない。
→人間と機械が協力することで、個々には成し得ないような劇的な成果を上げられる。
・最も価値ある未来の企業は、「人間が難しい問題を解決するのをコンピュータがどう助けられるだろうか」を問う。
○未来はどうなるのか?
・未来とは、現在の生活から乖離した時代を指すのではない。現在の生活を基盤として不都合を解消した時代。
・未来は、繰り返される衰退、横ばい、絶滅、テイクオフの4つのシナリオが考えられる。絶滅ではなく進歩させたいと考えるなら、わたしたちは新しいものを生み出す一度限りの方法を見つけ、ゼロから1を生み出すことを考えなければならない。
コンピュータは人間の不都合を補完するものだという視点を持って世の中を見渡し、新たなプロダクトを生み出して行けるよう、日々学習と思考を積み重ねて行こうと思います。
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