戦争法案と大阪クラシック | 元吹田市議会議員 西川たけおのブログ

戦争法案と大阪クラシック

9月6日から始まった大阪クラシックに、ひさびさに晴れ上がった初秋の一日行ってきました。

ふと思い立ち、コンサートの合間に太融寺を訪れました。

太融寺は、淀君の墓碑や嵯峨天皇の皇子の源融で有名ですが、日本の政治史でも大きな舞台になっています。

それは、明治13年の第一回国会期成同盟大会の場でもあったからです。

自由民権運動の大きな到達点でもあった期成同盟は、同時7万を超える署名を添えて、国会開設や国会での憲法制定などを請願しました。

残念ながら、請願は受け取られず、集会も規制されました。

しかしこれは、不十分ながらも、天皇による人治から憲法という法治主義へと踏み出す一歩となりました。

いまその法治主義や立憲主義が破壊されようとしています。
「根底から覆えされ」ようとしているのは、国家の存立ではなく、「憲法」です。

公会堂では、大フィルの木管四重奏が「ふるさと」を演奏していました。

私たちのこどもに、ふるさとの思い出とともに、この戦争をしない国という誇りをそのまま残したいと思います。