センスない、ダサい、と言われがちな役所のポスター。皆さんにとっては、厚労省のポスターも大多数の役所ポスターと同じようなネガティブな印象でしょうか。
 
しかし、

ポスターにするほどのメッセージ=みんなに知ってもらいたいこと
 
といっても過言ではありません。
そんな有益な情報を、ただ皆さんの意識の外を通過していくだけの情報にしておくにはもったいない!
そこで、厚労省職員が選ぶ、知っておくべき厚労省のポスター3選をご紹介しておきます。
 
第3位 そんなメッセージが込められてたんだな。。。-発達障害の啓発にセサミストリートのキャラを起用-
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000194959.html
世界自閉症啓発デー(4月2日)のためにセサミストリートとコラボして作られたポスター。セサミのキャラであるジュリアは自閉症の特性のあるキャラクターだそうで、
厚労省のHPによれば「「みんなちがって、みんないい。」セサミストリートの仲間達はそんなジュリアのことが大好き」とのこと。
最近ではピコ太郎が出演したことで話題になりました。このポスターを見る前は、クッキー大好きなキャラクターがいる子供むけ番組というぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
が、伝えたいメッセージを丁寧に込めてつくられている、ということに新鮮な驚きを感じました。
 
第2位 まだまだ知られてないんだな。。。-薬剤耐性(AMR)対策啓発ポスター「AMR対策 いきまぁーす!」-
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000179184.html
抗生物質のむと風邪治りやすいんだよなー、なんて思っている人も多いかもしれません。私もかつてはそうでした。。。
でも実は!ただの風邪には抗生物質は不要!鼻やのどに症状が出ていても必要のない場合もある!とのこと。
http://amr.ncgm.go.jp/pdf/ig-6.pdf
抗生物質・抗菌薬の使用量が増大し、その薬剤の効かなくなる薬剤耐性菌が発生することをAMRというそうです。このままだと2050年には1000万人が薬剤耐性菌により死亡する可能性がある(!)とのこと。
抗生物質はお医者さんの指示をしっかり守って服用してくださいね。

第1位 え、そんなところで咳を防ぐの?-進撃の咳エチケット-
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
このポスターは感染症を予防するための「咳エチケット」を周知するために作られたもの。
なんでも「咳エチケットの方法としては、WHO(世界保健機関)が、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖(そで)で口・鼻を覆うことを推奨しています。」
ん?
袖?そで?
どうやら我々が一般的に行っている、手で咳やくしゃみを抑えるのは、悪い事例だそう。
そのあとに触ったドアノブなどを通じて感染症が拡大する恐れがあるのだそうです。
手は確かに不衛生だけど、でも袖なんだなー。知らなかった。。。
手で押さえるぐらいなら、上着の内側、袖で咳するのがgood manner!ということですね。風邪かなと思ったら、まずはマスク!わすれたら袖で咳エチケット!ですね。
皆さんもお風邪には気を付けて~