やっと日中は秋らしいすごしやすい気候になりました。
ただそう思っていたら、また近いうちに寒くなると天気予報で報道していましたね。
なんだか今年はいわゆる「スポーツの秋」や「読書の秋」の期間が例年より短いようで、
スポーツ観戦や読書が好きな私としては寂しい限りです。
ところで、今日は「秋にも花粉症がある！」というお話をしたいと思います。
「毎年秋になると鼻水が出てのどがイガイガする」という方は、
実は、風邪ではなく花粉症かもしれません。
秋には「カナムグラ」「ブタクサ」「ヨモギ」などの花粉が飛んでおり、
これらの花粉に反応するアレルギーを持っておられる方があります。
秋はちょうど寒くなってくる季節で、風邪による症状と区別がつきにくいことも多く、
自覚しにくいことがあります。
また、鼻の症状だけでなく、
のどのかゆみやイガイガといった症状を起こすことも多いです。
これらの花粉はスギ花粉などに比べ飛散範囲が狭いため
スギ花粉症ほど一気に広範囲に広がることはありませんが、
これらの花粉が飛ぶような所（草原や土手など）に行かれたら症状がでるのであれば
秋の花粉症を疑ってみる必要があります。
よく外で遊ぶ子供さんが発症することもあります。
以下に「花粉症」と「風邪」の違いのチェックポイントを挙げてみますので
参考にしてみてください。
鼻水：
花粉症 → 水のようにサラサラ
風邪 → ネバネバで色が付いていることもある
発熱：
花粉症 → 微熱が出ることもあるが高熱はない
風邪 → 高熱が出ることもある
症状の期間：
花粉症 → 数か月くらい長いことも。原因の花粉と接しなければ症状が出ない
風邪 → 通常数日から１週間くらい
天気との関係：
花粉症 → 天気がいいと花粉が飛びやすいので症状が出やすい
風邪 → 関係ない
目のかゆみ：
花粉症 → ある
風邪 → ない