異常に暑い夏が終わったと思ったら、肌寒い日が続きますが、


みなさん体調管理に気をつけてくださいね、



ところで今日は、耳鼻咽喉科医ならよく聞かれる、耳鼻咽喉科のイメージを Q and A 形式で


触れてみたいと思います。



Q1 耳鼻咽喉科は「のどや口の中」も診るの?


耳鼻「咽喉」科なので、「のどや口の中」は得意分野です。


ただ、「耳鼻科」と捉えているかたも多いのでのどや口の中は診ないと


思っている方もおられるのでしょう。


口を開けるだけでは見えない「のどの奥」は、耳鼻科での検査を必要とします。


「のど風邪」「咽頭炎」「喉頭炎」「口内炎」はお気軽に耳鼻科にご相談くださいね。



Q2 「顔面神経麻痺」「めまい」も耳鼻咽喉科なの?


「顔面神経麻痺」は耳鼻科が専門として扱っている病気です。


しかし確かに、顔が動かなくなったからといって耳鼻科に行こうと思うことは


あまりないかもしれませんね。



また、「めまい」もまず内科を受診されることが多い病気ですが、


いわゆる「三半規管」を調べるには耳鼻科での検査が必要です。


めまいに関しては以前の記事 に少し書いていますのでご覧ください。



実は意外にも「めまい」も「顔面神経麻痺」も、手術で治ることがあり、


それらの手術は耳鼻科医が担当する手術です。



Q3 耳鼻咽喉科医って手術することがあるの?


これが耳鼻科医ならもっともよく言われることでしょう。


耳鼻咽喉科は、上は「脳の底」の部分から、「鎖骨の上」までを担当する


れっきとした「外科」なんです。


特に喉頭癌や咽頭癌は、手術時間が12時間を超えることも珍しくありません。


また、まれに鼻にも癌ができることがあるのですが、こういう病気の場合、脳神経外科と


合同で手術することもあります。



私が大学病院で携わった手術は、金曜日の朝に始まり、土曜日の夕方に終わる


30時間に及ぶことがありました。さすがに疲労困憊でした。。



ただ、一般的には耳鼻科は、診療所の耳鼻科のイメージが強いんでしょうね。




他にも、世間のイメージと実際は異なることはたくさんあります。


また気が向けば他のものも書いてみたいと思います。




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