♡おじさんオマケして~~の「オマケ」って!?♡ | ♪ILL be right here♪~♡あなたに言の葉の処方箋♡

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~何気ない言葉の中には貴女に知ってもらいたいメッセージが沢山込められています。学校では教えられない和の伝言をここに綴ります♪~

先日講演後のご質問で「日本人は昔から死ぬという表現ではなく、神去る(神様となって去っていく)と言われておりましたが、では具体的に死んでしまうことはどんな言葉で表現していたのですか?」と聞かれました。

 

なるほど・・・わたしの講演はまだ青二才だな~~っと痛切に反省~~~笑い泣き笑い泣き

 

死ぬという言い回しは古来からあったのですが、これは(紅葉の季節における)植物の葉の水分が抜けて「萎(し)なえる」光景をみた先人が、命を全うした生命の最後の姿を「萎ぬ=死ぬ」と言ったことに起因します。

 

だから「死ぬ」とは大昔からあったのですが、これをさらに人に限定して丁寧に言い直した言葉に「罷(まか)る」がありますOK

 

祝詞では「身罷(みまか)りぬ」と言います。


聞きなれない言葉とは思いますが、案外と皆様も平素の暮らしの中で使用しているれっきとした現役語爆  笑気づき

まかるとは、「負けちゃった~~」とか「おじさん!これオマケして!」とか「もうかりまっか~~」なんて言い直すとニュアンスはおわかりいただけるかと思います気づき

 

もともとは「自然の営みに如何に抵抗してもどうにもならないことが世の中にはあり、人の命とて同様」って感じの意味なのです気づき

 

だから、「負ける」とは本来、勝負事に使う言葉ではなく、自然の前に服従するの意であり、おじさんオマケしてといえば、図々しい要求を店主のおじさんが飲んじゃった~~泣っとなりますから、やはり服従を意味します笑い泣き

 

身(み)は肉体のことですから、これがこの人にとって自然の成り行きにしたがって罷った(=死ぬ)ので、次は御霊(みたま=生きた証・残された方々の記憶に残る姿・自然に帰り、自然と共に再び生きるといったニュアンス)、したがって「隠れた身(=隠身=神)」となって自然へと去っていくステージが神去るというのですね飛び出すハート飛び出すハート

 

こうしたニュアンスをちゃんと知れば、尊敬する対象とは何も生きている先生や師匠、両親だけではなく、自分へと命のバトンをつなげてくださった先人に対しても「感謝の念」が湧き上がってくるはずですラブラブ

 

現代社会では「尊敬」と「感謝」が混同し、よく訳がわからない状態となっているのは、科学では証明出来ないことかもしれないけれども、自分たちが存在している証とは、間違いなく先人たちの愛の連鎖あってのことなんだびっくりマークといった道徳教育がすこ~~しばかり足りないことではないのかなと思うのです照れ