♪ところで「国」ってなんですか?♪~元総理のご冥福をお祈り申し上げます~~ | ♪ILL be right here♪~♡あなたに言の葉の処方箋♡

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~何気ない言葉の中には貴女に知ってもらいたいメッセージが沢山込められています。学校では教えられない和の伝言をここに綴ります♪~

この記事をUPした僅か二日後の蛮行でした・・・。先ずは安倍元総理のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。

 

こうした蛮行が起きてはいけないとわたしは常に先人の思いを綴っております。

与党であれ、野党であれ、それぞれの政策は国会という行政の府によって決定がなされます。

 

政治(まつりごと=祭事)は人々の幸せを祈る伝統であり、特定の人物に対して憎悪を抱かせることではないのです。

 

先人は「歩く」とは単に前に進むことではなく、字の如く「人生とはなからず時に立ちまって考えること、すなわち冷静になろう」と綴ります。

 

私たちはそろそろ本気で、「家族が家族であった時代」、すなわち、子供たちの視線から「親とは何か?父とは何か?母とは何か?・・・そして親が子に教育すべき道徳・心得・責任」ということを皆で立ち止まって考え直すべき時がきていると思います。

 

そして私自身も、こういった蛮行を発生させた時代を担う大人として洵に恥ずかしく、申し訳ない思いで一杯です。

 

 

もはやここで語るまでもないとは思いながらも、やはり気にはなるので書き書きしちゃいます!!

 

何が気になるって??・・・・はい!それは、メディアを始め、行政機関までもが口にする「国が!」という表現です。

 

先ほどあるテレビで「選挙では国に何をして欲しいのかを有権者として伝えよう」といっていましたが、古今東西「国(くに)」という行政機関をわたしは今まで1度も聞いたことはございません・・・。

 

「国=故郷(くに)」の語源については、現時点においてもはっきりした証拠がなく、江戸時代の国学者本居宣長翁などは「国」とは、「垣(くね)」の意で、境界線の内側といった説を唱えておりますが、これも解せない点があり決定打とは言い切られません・・・。

 

 

但し、大筋の意味はすでにはっきりしてはおり、「く」とは「処」並び「公」、「に」は「根=大地を示す」であり、詳らかに言い換えれば「私たちの先祖が生まれ、生活し、そして土へと戻っていく基層空間」となりますお願いお願い

 

ここに「政治(せいじと読みますが、本来はまつりごとと言います・・・。)」という社会を統率する府が設けられ、そこで決められた法律によってわたしたちは共存しているのです・・・当たり前なのですが・・・泣泣

 

ところが、この数十年に渡り、多くのメディアでは事あるごとに「国がーーー!」「国の責任!」「国が一方的!」などと、それが当たり前の表現のごとく口にしていますよネ~~泣泣

 

ここで国について付記すると、「公根(くに)」とは、誕生した瞬間から今この瞬間も、そして未来永劫にわたって「国」であり、それは先人が艱難辛苦の中で家族を守り、喜怒哀楽を共にした地域の文化や伝統、生産された多くのお米や野菜、山や海原の自然の営み・・・こうした全ての時間軸に対して、「国の責任!」「国ガーー!」っと言うのは、私たちの人生の全ての諸先輩方が積み上げた歴史に対し、平気でツバをかけるような言い回しをしていることになるのです泣泣・・・・冷静に鑑みれば、これってとても悲しいことだと思いませんか?

 

したがって「国に何をして欲しいのか?」というのは全くの言い間違いで、本来は「日本という国に、私たちが何を成し、何を残すのか?」というのが正しい言い回しだと思います飛び出すハート飛び出すハート

 

どんな時代であっても、民が要求するのは、その時々の政府であり、故に「○○政権においては」と総理が答弁するのは正しい言い回しなのですスター

 

これは県政や市政においても同様で、「市に対して」ではなく「市役所に対して」、「県に対して」ではなく「県庁に対して」と言うのが正解で、おそらく「市」ではなく「市役所」といえば、読者みなさま方も、具体像が浮かんでくることでしょう・・・(○○課とか・・)。

 

また「国がー!」といった表現も、なにかネガティブなイメージになるように、かつ国民俯瞰な観点からみた国民全ての声みたいな巧みな言い回しで使用されることが多いような気がしており非常に危惧しております・・。

 

 

だって、「国」は「過去・現在・未来の日本」そのものであり、その時その時の政府=国という誤ったイメージが定着すれば、お若い有権者だって「投票したったどうせ無駄・・・」「こんな国、誰がどうしたってもうダメじゃん」と政治(まつりごと)がまるで他人事のように感じてしまい、ますます選挙離れが加速しちゃいますもんあせるあせる

 

表現の自由は大いに結構なのですが、だからといって非正確な表現をもって過去から現在まで否定するイメージ戦略は、未来に対する極めて無責任な言動であり、改めて欲しいなって思いますダッシュ

 

~自然すべてに対する日本人の規律正しさや慎み深さ、内に秘めた心遣いに強く心打たれました。優しさ、礼儀、敬愛といった美徳を日本がいつまでも失わないことを世界は切望します~ グレース・ケリー(米国 元女優)