わらじ祭り

7月13日（日）

今日は御殿場市では

わらじ祭りの渡御が行われます。

新橋の浅間神社には神輿の大わらじが並んでいます。

今年は「おおわらじ保存会で

みんなでお揃いの半被を作りました。

背中には書家の鳥宮先生がデザインした

「わらじ」の紋が書かれています。

大わらじ神輿の周りに集まった女性たち。

この大わらじを担げるのは未婚の女性だけです。

御殿場がまだ御厨と呼ばれていた時代、

御殿場の女性たちはわらじを編んで家計を支えていました。

それでわらじを編める女性はいい嫁になると言われてきました。

昭和40年代に、当時の青年団がわらじ祭りを作り

その時に大わらじを担いだ12人の女性たちが

その年のうちに良縁に恵まれたことから

「良縁成就」の御利益があると言われています。

今年は富岳太鼓も参加しました。

渡御の先頭を行くのは行燈と富士登山の白装束。

今年は子供用の大わらじを作ったので子供神輿も出ました。

そして大金剛杖。

横にして素手で男性たちが担ぎますが、

休憩のときにはこうして立てて綱を張り、

富士山を象ります。

ライトアップされた浅間神社に戻って来た白装束と市長。

一度は無くなったわらじ祭りが復活して3年目。

ようやく渡御の形が出来ました。

再来年には改修された富士山頂の奥宮に

大わらじが飾られることになっています。