御殿場・水菜摘み散策
2月10日(日)
週末のごてんばに静岡から
『富士山トレイン』がやってきます。
今日も駅の改札口の前の東西通路では
御殿場を訪れた方たちのために
今日は樹空の森のじゅくうちゃんのほかに
福祉協会のフクッピーも一緒です。
ゆるキャラは子供にも大人にも大人気です。
さて、今日はじゅくうちゃんと一緒に
『水菜摘みコース』へ行くことになりました。
御殿場は富士山からの水の分水嶺となっていて、
南へは黄瀬川が狩野川を経て駿河湾に流れ込み、
東へは鮎沢川が酒匂川を経て相模湾に流れ込んでいます。
今日はその南のコースの中の湧水を巡ります。
御殿場から御殿場線に乗り、
住宅街を抜けていくとのどかな田園風景。
その中に水菜の栽培地が見えてきました。
水菜は、またの名を冬菜(唐菜)。
スーパーで売っている水菜とは違います。
お米が取れた後の畑の二毛作として
畑に畝を作り、富士山の伏流水を流して育てています。
御殿場ならではの作物で、
地元では主に漬物にしていただきますが、
私はサッと茹でて灰汁を抜き、
パスタなどの具材にして食べるのが好きです。
水菜採り体験を終えて記念撮影。
漬物にして送ってくれます。
『御厨おもてなし倶楽部』の
お土産に水菜をいただいてゴキゲンのじゅくうちゃん。
今日は風もなく、思いのほか陽ざしも暖かく、
小春日和です。
山間の道から見た水菜畑。
水が流れるように畝が
散策の途中で珍しいものを見かけました。
写真の中ほど、川を渡っているのは木製の水道です。
富士山の伏流水です。
しばらく行くと、その入口がありました。
坂を上ると見えてきました。
ドイツ人のご主人がこのツアーのために
水菜を使った特別メニューで迎えてくれます。
メインは水菜をサンドしたミートローフ。
これにコーヒーついて980円
こちらがシェフ。
いかにもドイツ人らしいイケメンです。
日本人の奥様との間に生まれたお嬢さん。
この撮影の後、転んで大泣きしてました
レストランの隣にはパンと惣菜のお店もあります。
店の目の前にあるたまごや『さくらたまご』があります。
なんと玉子の自動販売機もあります。
養鶏所の側は普通は臭いのですが、
ここは臭いに気を使っているのでまったく臭いません。
さらに地場産の直売店もあり、
別棟の二階には古民具の展示室があり、
画家であるご主人が描き続けてきた
農家の生活をテーマにした絵が
様々な古民具と共に所狭しと飾られています。
かつての農家の生活を知ることができる
興味深い絵です。
撮影禁止なので載せられないのが残念です。
『さくらたまご』を後にして田舎道を歩いて行くと
二子水神様が見えてきました。
透き通る水に生える藻は
綺麗な水でしか生息できません。
富士山の伏流水は黄瀬川の下を抜けて湧き出て、
灌漑用水として使われて、黄瀬川に流れ込んでいます。
このコースにあるもう一つの二子湧水。
『不動池』と書かれた石碑があります。
鏡のように空を映した水面。
水の中に立つ石碑。
この下から水が湧いているそうです。
歩く道々、ところどころに点在する
道祖神を探すのも楽しいです。
道を挿んで反対側に祀られた石仏たち。
この地域の「どんどん焼き」では
歳男が道祖神を火の中に投げ入れる風習があります。
右側に二つがその道祖神ですが、
長年火に投げ込まれてきたので、
色も形も元の姿を思わせる影もありません。
道祖神に見守られながらの散策は
ここから御殿場線で一駅、御殿場に戻ります。
このコースは2月16日、17日にも行われます。
短いコースなので気軽に参加できます。
ご興味を持たれた方は朝9時45分までに御殿場駅改札の
『御厨おもてなし倶楽部』にお越しください。