Bar QUEEN
朝、福島を出発。
いわき市はそんなに遠くないので
どこかに観光できるところは無いかと
ヅカっちがi-phoneで検索。
出てきたのが『国宝・阿弥陀堂』。
なんと便利な時代…。
早速車のナビで検索。
なんと便利な時代…。
ところがナビが案内してくれたのは
とんでもない道でした。
その先に確かに阿弥陀堂は存在したのだけれど
車の入っていけない道。
で、何とか戻って迂回してようやく到着
これが国宝阿弥陀堂の看板。
橋の奥にあるのが阿弥陀堂です。
御堂の中には三体の阿弥陀仏を中心に
いくつかの木彫がありましたが撮影禁止…。
駐車場の近くで見つけた猫。
こたろう似のマスク顔で、人懐っこい仔でした。
まあ、観光もいいけれど、
私が今回一番行きたかったのが
会場近くの中華料理店『味希(みき)』。
そして食べたかったのがこれ
もはや担担麺の枠を飛び越えた味の深さ、
そしてこの豪華さ。
融くんの注文したあんかけ焼きそば。
写真を撮る前に食べちゃいました。
一休みして外に出ると
いつも間にか降った雨のあとに
綺麗な虹が出ていました。
2年ぶりのBar QUEENでのステ―ジ。
震災の後、福島県に来るのは初めてです。
北茨城に住んでいる友人も駆けつけてくれました。
彼の家は30メートル手前まで津波が来たそうです。
震災後メールのやり取りはしていたのですが
元気な顔が見れて良かったです。
今回のツアーで一番気にしていたのが
『池上線ふたたび』のカップリング曲
「私のためのレクイエム」の扱い。
大切な人を失くした自分に亡くなった人が語りかける歌。
まさに震災を髣髴とさせる歌です。
がんばれと励ます歌は数多く作られてきたけれど、
悲しみに寄り添う歌があってもいいのではないかと
終了後、マスターの手料理で打ち上げ。
震災の時の話など、テレビなどでは聞けないことを
沢山伺いました。
被災地はまだまだ手つかずのところが沢山。
問題山積なのに永田町や東電に憤りを覚えます。
それでも被災地の人たちは
しっかり前を見て頑張っています。
頑張っている人を見ると
人間っていいな…と思えます。
自分も頑張らなくちゃと思います。
さて、明日はギタリストの岡崎倫典と訊いて
融くんとも共通の友人なので
「よろしく伝えてくださいね」
と言って別れてホテルに戻ったら
フロントに立つ見覚えのある姿。
なんと倫典でした。
地方で友人にばったり会うと
嬉しさも倍増します。
3人で再会を喜び、しばし談笑。
私たちは明日は東京に帰ります。