富士山を世界文化遺産に
富士山を世界文化遺産にということで、
鎌倉と共に、その推薦書が1月27日に
ユネスコに提出されました。
富士山を有する静岡県・山梨県では
それぞれ文化遺産登録へ向けての動きが
活発になっています。
私が所属する「御殿場市大學協会」でも
「御殿場市富士山世界遺産推進委員会」を立ち上げ
様々な準備を進めています。
この日、県の世界文化遺産推進課の呼びかけで
「県政さわやかタウンミーティング」があり
私も御殿場市の推進委員会代表として
勝俣先生と共に出席させていただきました。
参加したのは静岡市、富士宮市、富士市、
それぞれの地域の代表者たちが
富士山が世界文化遺産として登録される理由としては
その文化的景観にあります。
自然の要素が宗教的、芸術的、文化的な意味と
結び付けられることにより創り出される景観。
つまり富士山が日本人の信仰に大きくかかわっていることや
国内だけでなく、海外に置いても
芸術の源としての役割を持つていることなどがあげられます。
静岡県世界遺産推進課
http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-120/sekai-102.html
今回はそれぞれの地域の発表に終わりましたが
御殿場市はまだまだ出遅れていることを実感。
初夏にはイコモスからの調査員が
構成資産を見に来ます。
その多くを抱える富士宮市は大変です。
御殿場市は登山口だけですが
それでもイコモスの方たちが来るとなれば
富士山の景観を見ることになります。
残された時間は決して多くはありません。
それぞれの地域がそれぞれの問題点を見直して
一歩一歩前に進まなくてはなりません。
世界文化遺産になることも大切ですが
この運動が、みんなが富士山と言う山について
日本人の心や文化にどれほど関わっているか、
その大切さを考える機会になればと思います。