可愛いストーカー
東山湖の土手下の水路脇の別荘で
じっとこちらを見ている猫がいます。
まるでストーカーのようにジュリーをつけまわしては
ジュリーの貰う餌を横取りするのです。
ジュリーが餌を食べ終わる頃
私がそばを離れると
サッと逃げるジュリー。
でももう餌はほとんど残っていませんでした。
ジュリーは誰か来るとすぐに譲ってしまいます。
「自分の餌は自分で守らなきゃダメだよ」
石碑の裏から臨む富士山。
たっぷり積もった雪に雲の影が映ります。
お腹がいっぱいになったのに
仲良くデザートのドライフードを食べる側に
ジュリーが「帰ろう」って待ってるの。
私が歩き出すと、急いでついてきます。
ジュリーは私の可愛いストーカーだね。