ジュリーも「いっぱいあってな」
晴れの日が続くと富士山の雪は減ってしまいます。
この時期、気温が低く雪が軽いので、
溶けるというよりは、風で飛んでしまうのです。
確かに、周りに遮るものが無いのですから・・・。
この所、姿を見せなかったジュリーに
久しぶりに会いました。
東山湖へ向かう道の入口にある家で、
ジュリーはいつも餌をもらっているのです。
実は数日前、地域の忘年会で
その奥さんからジュリーが居間のシャッターに
手を挟まれたという話を聞いたのです。
で、奥さんはとても心配していたのです。
「昨日はマリちゃん、姿を見なかったから・・・」
そう、ここではジュリーは「マリちゃん」と言う名で呼ばれています。
もうジュリーで3代目なのだそうで
ジュリーのお母さんもそのまたお母さんも
ジュリーにそっくりだっだそうです。
それで思い出したのが
以前NHKで放送していたテレビ絵本の
「ルドルフとイッパイアッテナ」(斉藤洋・著、杉浦範茂・絵)。
岐阜で暮らしていた飼い猫のルドルフという黒猫が
ひょんなことからトラックで東京へいってしまい、
そこで知り合った野良猫に名前を聞くと
「俺か? 俺の名前はいっぱいあってな…」と答えるのです。
つまり、場所によっていろんな名前で呼ばれている
という意味だったのですが、
ルドルフは「イッパイアッテナ」という名前だと思ってしまうのです。
イッパイアッテナに助けられて
最後は無事、家に帰ることが出来るのですが、
とてもかわいいお話と絵で、大好きでした。
ジュリーもきっと沢山名前を持っているんでしょうね。