約束のさよなら
こたろうが亡くなって一夜明けました。
泣きはらした目が腫れぼったくて困ります。
保冷剤で冷やしたり、蒸しタオルで温めたり、
何とか腫れをひかせないと、
明日のライブが悲惨なものになりそうです。
こたろうはすみれちゃんと同じく、
大好きだった籠に入れて
まわりに花で埋めました。
すみれちゃんより一回り大きな籠です。
まだ眠っているみたいなこたろう。
すみれちゃんやひなたのように
そんなに痩せていなかったので
生きているときのようです。
こたろうは火葬にすることにしました。
大好きな東山湖に埋めてあげるにしても
大きな籠を埋めるのは大変です。
それにすみれちゃんの時は
雨や雪が降ったり、寒さが厳しかったりするたびに
土の下のすみれちゃんを想像しては
心を痛めていたからです。
市役所に問い合わせして教えてもらい、
午後の斎場の予約をしました。
そして火葬する前に
東山湖に連れて行くことにしました。
富士山を臨む東山湖。
いつもここで一緒にあそんだね、こたろう。
しっぽがお別れを言いに来ました。
元気な姿で戻ってこれなかったけど、
すみれちゃんやひなたや
まゆちゃんのところへ行くよ」
こたろうはきっとそんなことを話したのでしょう。
午後、斎場で焼かれたこたろうは
しばらくキャット・タワーの中に
こたろうがすみれちゃんやひなたと一緒に
猫白血病のキャリアだと診断された時から、
『約束されたさよなら』でした。
その日まで精一杯楽しもうねって
約束していたよね。
君は楽しめたかな?
幸せだったかな?
私はとっても楽しかったよ。
幸せな時間を沢山もらったよ。
ありがとう。こたろう。
いつまでも忘れないから・・・。