4th.アルバム『水色の季節の風』 | 西島三重子オフィシャルブログ「御殿場より愛をこめて」Powered by Ameba

4th.アルバム『水色の季節の風』

1979年4月25日に発売された

『水色の季節の風』をレコーディングした頃は、

箱根、河口湖、伊豆などの避暑地のスタジオで

合宿レコーディングするのが流行っていました。

アコースティック・ギター、エレキ・ギター、

ピアノ、ベース、ドラム、などのミュージシャン、

アレンジャー、ディレクター、プロデューサーなどの

スタッフも一緒にスタジオに缶詰になって

集中してレコーディングするのです。


このアルバムのレコーディングは

伊豆のポリドールのスタジオで行われました。

近くにワーナーの寮があったからです。


東京のスタジオでは

挨拶する程度の話しかできないミュージシャンたちとも

一緒に生活することで親しくなりました。

その中にいたのが、当時ドラマーだった平野肇さん。

平野融くんのお兄さんです。


肇さんはレコーディングの時に

「僕にも歌詞をくれませんか?」

と言って私を驚かせました。

ミュージシャンに詞を見せて欲しいと言われたのは

初めてだったからです。

のちに肇さんが私に

「ミーちゃんの詞を書かせてもらえないかな」と言ってきたとき、

その意味がわかったような気がしました。

ベイシストだった弟の融くんを紹介されたのは、

この時親しくなったミュージシャンたちと一緒に

バス・フィッシングをするようになった時でした。

のちに融くんをバンマスに活動するようになろうとは、

この時は思ってもいませんでした。



そんな出会いを生んでくれたのがこのアルバムでした。


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『水色の季節の風』

 1.白いプロローグ

 2.黄昏の街でさよなら

 3.シベールの日曜日

 4.泣きたいほどの海

 5.マッチを擦れば

 6.ミステリー

 7.夕暮れの前に眠るな

 8.リルケの詩集

 9.水色の季節の風


私はいつも歌の中に、

小さなドラマや風を感じたい・・・と思っています。


                 ・・・・・・・・・つづく