彩ちゃんのブランコ
夕方、庭先で遊んでいるのは
大家さんちの彩ちゃんとひよりちゃん。
「ねえ、ねえ、おばちゃん。見せて」
おねえちゃんの彩ちゃんは
人見知りした時期もあったけど
ひよちゃんはいつもベタベタ甘えてきます。
私の背中にペタンとくっついて離れません。
その畑の野菜も収穫できるようになりました。
キュウリ、バジルのほか、
ナスも間もなく収穫です。
収穫にはまだまだだけど、
「おばちゃん、彩と一緒に来て来て」
と言われてついていくと
大家さんが管理を任されている裏の別荘の敷地。
そこには大家さんが作った
タイヤのブランコがありました。
「おばちゃん、押して押して~」
「でも木にぶつかったら危ないよ」
かたつむりさえ怖がるくせに
ひやひやしながら見てたけど、
私も子どもの頃、こういうブランコが欲しかったな…。
おじいちゃんの手作りのブランコは、
この夏の遊び道具になるね。