仲よし

沼津から帰って東山湖へ行くと

あんずが迎えてくれました。

「こたろうは」

名前を呼ぶと、奥から走ってきました。

こたろうが何か食い入るように見ています。

「こたろう、どうしたの…」

見ると、湖岸の土手を下りてくるクロベエ。

口には魚を咥えています。

野良の風格を感じます。

みんなの前に来ると得意げに

魚を置きました。

羨望のまなざしで見つめるこたろうとチビ太。

木の上からアオサギも見つめています。

でも結局食べなかったクロベエでした。

ベンチの陰でこたろうとあんずがじゃれ合っています。

こたろうはあんずをペロペロ舐めてあげています。



なんて嬉しそうなあんず

でもチビ太にタックルされて

逃げ出したあんずです。

「チビ太も悪気はないと思うんだけど…」

やっぱりチビ太が苦手なあんずです。

湖岸の土手に行くと

こたろうが猛ダッシュで追いかけてきました。

あとから追いかけてきたチビ太は

釣り客の側でゴロゴロ。

こんな風にされたら釣り客だって

思わずニンマリしちゃうよね。

桟橋についてくるクロベエとこたろうとしっぽ。

今日は風が強いので
桟橋の上はちょっと寒いほどです。

クロベエは釣り客の側に張り付いています。

尻尾は長毛なのでこんな日は大変そうです。

こたろうは早々に湖岸に戻りました。

以前は我が家から帰った後は

しばらく寄り付かなかったのに

この頃は二重生活にすっかり慣れて

ずっと私についてきてくれるこたろうです。

それでもちゃんと仲間には気を配っています。

茂みの中に隠れるこたろう。

クロベエも隠れているつもり…

頭隠して尻隠さず…。

こたろうが飛び出すと、クロベエがジャンプ

こんどはクロベエがしっぽにタックル。

しっぽをかわして…

今度はチビ太とこたろうとじゃれあうクロベエ。


みんなほんとに仲良しだね

みんなで遊んでいるうちに

こっそり東山湖を後にしました