桟橋で遊ぶ猫

この日、珍しく土手の方へ歩いていくあんず。

桜の木陰を見つけたようです。

写真を撮りながら近づくと

穴の中に隠れてしまいました。

今日は富士山がよく見えますが

上空の雲が傘になりかけています。

振り返って土手の上からみんなを呼ぶと

紫陽花の小道を渡って来ます。

あんずも穴から顔を出してこっちを見ています。

出遅れたこたろうが走ってきます。

湖面には、まだ居残っているオオバン。

桟橋の上を歩いていくと、

こたろうがついてきました。

揺れる桟橋にすっかり慣れたこたろうです。

しっぽも全然怖がりません。

桟橋の上でじゃれ合うしっぽとこたろうとクロベエ。

チビ太もついてきたけれど、

これ以上は来れないみたいです。

まったりとくつろぐこたろうとチビ太。

今日は暑いけど、桟橋は下から風が来るので

とても涼しくて気持ちいいのです。

それでもチビ太は落ち着かないのか、

腰を丸めて恐る恐る戻って行きました。


しっぽはギリギリのところでくつろいでいるけど、

見ている方はハラハラします。


桟橋のランプの前でくつろぐこたろうに

しっぽが近づいてきました。

桟橋の両翼の部分に移動して角度を変えて見ると

何とも絵になる二匹です。

私が立っている桟橋の両翼の先の部分には

アオサギが並んでいます。

こたろうが私の方へ歩いてきます。

配電箱に体を擦り付けたり、

水がいっぱいなのに

この子たちは全然平気でじゃれ合っています。

それを見て、しっぽもやって来ました。

お尻を舐めているこたろうを見ていたしっぽが、


こたろうにちょっかいを出しました。

「こんなところで危ないってば…」

ダッシュで逃げるこたろう。

みんな危ないなんて

全然気にもしないで遊んでいます。
水を抜いた時ならまだしも

こんなに水があるときに落ちたらどうしよう…って

思わないのかなぁ…。

管理小屋で訊いたところによると

今年はまだ水を抜くかどうかわからないそうです。

もすこし、つづく……