猫のおばちゃん
このところ急に涼しくなりました。
我が家では冬用の掛け布団を出し、
扇風機を仕舞い、ストーブも出しました。
暑くても涼しくても、
ジュリーはいつもの場所で待っています。
そして足取りも軽く、私についてきます。
ロクも来ていました。
「家にお茶飲みに来てって言ってた…」
と、ロク。
「ありがとう」
そうだね。
一度ご挨拶しておいた方が
ご家族が安心するかもしれないね。
ロクの持つススキを追いかけて
クロベエも湖岸に来ました。
ジュリーは食事の後の水を飲んでいます。
「ジュリー」と呼ぶと、
口元から水を垂らしながら振り返りました。
触りたくて仕方ありません。
ウサギ跳びで近ずくと、
ジュリーはびっくりして逃げ出します。
ジュリーをあきらめたロクは
ノッキーのところへ。
「お手」
と言ってもノッキーにはわかりません。
猟犬なのでそういう教育は受けていないのです。
一生懸命教えるロク。
それでも懲りずに教えるロク。
でも偶然も重なれば
そのうち芸になるかもしれません。
ロクに脅かされて隠れていたジュリー。
「帰るよ」
というと、嬉しそうに走り出し、
途中で立ち止まっては振り向いて
昨日に続き、自転車のないロクを
お家まで送っていきました。
いい機会なのでお邪魔することにしました。
ロクの家はとても素敵なお家です。
もともとは別荘だったそうですが、
リタイアして御殿場に住むようになったそうです。
「猫のおばちゃん、猫のおばちゃんって話すから
一度お会いしたいと思っていたんですよ」
とロクのおばあちゃん。
コーヒーをご馳走になりながら、
いろんな話をしました。
ブログにロクのことが書いてあると話したら、
ロクは私の名前を呟きながら奥の部屋に行きました。
しばらくして戻ってくると、
「たくさんあってわからない…」
早速おじいちゃんのパソコンで私の名前を検索したようです。
ブログのページを開いてあげると
写真がたくさん載っていて嬉しそうでした。
「ネパールのおとうさんとおかあさんも見れるよ」
というと大喜び。
ゴルフから帰ってきたおじいちゃんも一緒に
ブログのロクを楽しそうに見ていました。
ロクがネパールに帰るのは
やはり学校の問題のようです。
ロクは12歳だけど、
ネパールでは飛び級していて8年生です。
御殿場ではインターナショナルスクールが無いし、
日本語が話せても、漢字の読み書きができなければ
日本の学校でも勉強がついていけません。
ロクにとって、ここが思案のしどころのようです。