穴遊び

珍しい情景です。

ジュリーがクロベエに挨拶しています。

ジュリーも少しずつ、

ここの仲間たちに慣れてきたようです。

土手に出ると久しぶりに現れたのがルリ子。

夏場は、エサをくれる釣り客がいないので、

ほとんど管理小屋の方には来ません。

こたろうが何か見つめています。


クロベエです。

クロベエがこたろうの好きな穴を覗いています。

こたろうが一緒に遊びたくてやってきました。


「クロベエ、早く中に入ってよ」

「う～ん、ちょっと待ってよ」

「僕だって遊びたいんだから…」

「ぷはっ　　やっぱ無理だわ」

「枯草が詰まっていて狭くて入れないよ」

「うわぁ、ホントだ…」

「つまんないの…」

穴遊びをあきらめたこたろうです。

夕方、散歩に出ると、タマオに会いました。

居候を決めこんだ家の縁側にいましたが

名前を呼ぶと出てきました。

波乱万丈の生涯を送ってきたタマオですが

最後にたどりついた家で安穏な日々を送っています。

曇っているので今日は夕焼けがありません。

それでもこたろうに会いたくて、

東山湖に行ってみました。

日暮れ前の東山湖は

昼間よりさらに静かです。

湖の水位が低いので、

桟橋は１ｍほどの段差があります。

下を覗きこむこたろう。

湖はこたろうたちの大きな水飲み場でもあります。

水辺は渡る風も涼しくて、秋を感じさせます。

帰りがけ、こたろうとクロベエとしっぽが

私を追いかけてきました。


表の駐車場の入口には進入禁止の張り紙。

これが外されるのももうじきです。