ロクの夏休みと今日の黄昏
どうしたのかと、心配していました。
「どこかに行ってたの?」
「海行ってた」
ロクは富士山にも登ったそうです。
「どうだった?」
「う~ん、疲れたよ」
「上から何か見えた?」
「何も見えなかった」
どうやら見えたのは雲海だけだったようです。
日本に来て初めての夏。
ロクは何を見て
どんなふうに感じたのでしょう
でもきっと
忘れられない夏になったと思います。
夕方、夕焼けが綺麗そうなので
カメラを持って東山湖へ…。
途中、久しぶりにタマオに会いました。
相変わらず居候を決め込んでいるタマオ。
交通事故の後遺症であごに傷は残るものの
元気に暮らしているようです。
管理小屋の前では締め出されたシロが
ポツンと座っていました。
小屋の中が暑いのでこうして外に出されます。
こんな日、シロはどこで眠るのかな…
ノッキーはこの夏、
心無い人にリードごと外されて
しばらく行方不明になり、
スーさんを心配させましたが
保健所に保護されて無事に帰ってきました。
こたろうは名前を呼ぶと、
やがて静かに迎える日没…。
この夕暮れ、独り占めです
。
いえ、
この子たちがいました
まったりとした時間が流れていきます。
こたろうはやっぱりここが似合います。
私の足元では
クロベエが靴ひもをかじっています