猫尽くし

突然ですが家人に抱かれているひなたです。

ひなたはこのところ、また調子が悪くなり始めていたので

雪の朝なら小屋の中から動かないので捕まえられるだろうと、

朝、不意をついて連れに行ったのです。

大成功でした。

どうやら「猫風邪」のようです。

あまりにも汚かったので、治療を終えてから我が家に連れて来ました。

体と顔をシャンプータオルできれいに拭いてあげました。

磨けばなかなかの美猫です。

ひなたは一度抱かれると、決して爪を立てたりしません。

されるがままになっています。

もちろん隙を見せれば逃げ出そうとします。

次はこたろうです。

こたろうも青っ鼻を出していたので、注射を打ちました。

こたろうには、我が家は慣れたものです。

そして妹のすみれちゃんと久しぶりの再会です。。

「な～んだ、すみれちゃんここにいたんだ」

「私、療養中なの…」

「こたろうもここにいたら…？」

そうさせてあげたいけど、

ひなたを守ってあげてね。

「私だっているのよ」と言いたげなのはナナ。

ナナは私には捕まえられないので

散歩夫人にお任せしています。

風が吹くたびに木々が揺れて小枝の雪を散らします。

雪の落ちた枝にイカルの集団がやってきました。

東山湖から臨む箱根の外輪山は、雪で真っ白です。

我が家から戻ってきたこたろうは

風邪をひいているとは思えないくらい元気です。

ひなたも少し元気を取り戻しました。


今日の東山湖の夕暮れ。

富士山は厚い雲の中です。



帰り際、こたろうが見送ってくれました。

今夜はひなたと寄り添って眠るでしょう。
いやはや…、猫に明け暮れた一日でした。