まず近鉄日本橋駅から向かったのは、近鉄大和西大寺駅。そう、駅前があの安倍元首相が狙撃された現場となった駅だ。ここは近鉄電車の四路線と車両基地へ続く連絡線が集結する重要な駅で、
多くのポイント（基点、４１基もあるらしい）が並ぶ様子がホームの端から見渡せ、そこを縫うように行き交う電車が、観ていて面白い。
↓音楽、鳴ります（音量ご注意）
駅員さんがやって来て、後ろから声をかけられた。「黄色い線の内側でお願いします。」
こんな動画をホームの端っこに立って撮っていたら、たしかに、杖を持った障害者らしき立っているのも不安定そうなオッサンがスマホ片手に撮影に夢中になっていたら、危険な臭いしかしない。
オッサンは、「そんなん言うても、黄色い線、ホームの端までないやん」と思いつつ、渋々駅員さんの方を振り向いた。するとその後方から特急「あをによし」が走って来るではないか。これはラッキー、駅員さん、ありがとう。上の投稿リールの最後にその姿は収めてある。そしてごめんなさい。次からは安全に注意して撮影します。
ひと通りホームでは撮影したので、続いてはランチと行こう。大和西大寺駅には、電車の行き来を見下ろしながら食事ができる、『ビューテラス西大寺』がある。まずは懐かしい「上等カレー」の看板を見つけたので、迷わずカウンターへ。
「ちょっと運べないので、席までお願いできますか？」とお願いする。iPhoneのクイックペイが使えたので会計もスムーズ。窓際の席へ陣取って座って待っていると、出来上がったカレーをオバちゃんが持って来てくれた。私が座っている席にトレーごと配膳すると、去り際に「食べ終わられたら。これ、片付けますから、そのまま置いて出られてくださいね。
さりげないひと言だが、片麻痺の人間にこの声がけができる人は表彰してあげたいくらいだ。その思いやりと適度な手助けが絶妙だ。すべての飲食店、コーヒーショップの人たちに真似して欲しい。
目の前に置いたカレーライスのお皿の向こうには、駅の下を通る電車が。
「橿原神宮前」へ。
駅から歩いて数分、ひとつめの鳥居までは割と近かったが、
そこからさらにだいぶ歩いて
橿原神宮の本殿までお参りに行った。まもなく結婚式を迎える息子や家族たちのことを祈り、お守りなどを買った。神宮の奥には畝傍御陵、近くには大好きな甘樫丘があるようだった。
飛鳥にはまた、秋に行きたいと思っている。その時はまた、このブログでご報告します。