「転送が完了しました」
そのメッセージが表示され、古い方のiPhoneSEは「役割」を終えた。
手のひらが小さい自分にとっては、ちょうど良い大きさだった。
一度目の脳内出血で倒れた2016年、秋にリハビリ病院を退院して通い始めたリハビリクリニックで担当してくださったSTさんが、「高次脳機能障害」はあるものの、「失語」はなく、右手は変わらず使える(スマホ入力はできる)私にブログを書くことを勧めてくれた。それ以来、何かあるごとに文章にして来た。読み返すだけで、このリハビリの日々を思い出す。さまざまなことを考えて来たものだ。最近はインスタグラムも始めた。
スマホが、閉じてしまいがちな障害者のオッサンの世界を広げてくれる。
明日はスマホケースを買いに行こう。
「PiTaPa」も入れなきゃいけないし。