今日は高次脳機能障害者の家族会「アンダンテ」の新年会があった。「家族会」と言いつつも障害者本人の自分も仲間として参加させてくれる。「アンダンテ」というと、昔学校の音楽の時間に習った「歩くぐらいの速さで」という演奏記号を思い出す。主旋律が障害者本人だとするとそれを
周りで支える伴奏の音符たちが家族のように思えて来る。そして本人と伴奏の音一つひとつをしっかりとゆったりと、焦らずに「歩くぐらいの速さで前に進んで行きましょう」という温かな語りかけと呼びかけがこの家族会の名前からは感じることができる。大変な境遇と悩みや日々のトラブルを笑いながら互いに話をする、聞く。何だかみんなが一緒に音を鳴らしてそれぞれの一歩を前に進めたような気持ちで楽しい時間はあっという間に過ぎた。「また次回も集まりましょう!」と約束を交わしながら「良い演奏記号だな。」と温かな気持ちになった。2018年は良い音を奏でられる年になりそうだ♪