今日は年末の帰省のため、伊丹空港から姫路駅行きのリムジンバスに乗って向かっている。
伊丹発のリムジンバスといえば、関西空港から飛び立つ時に大きなスーツケースを持って関空に向けて乗ることが多かったがそれとほぼ同じくらいの乗車時間で姫路まで帰れてしまうのだから、とても便利だ。海外への往復を伊丹から成田への往復便を利用するようになってからは、伊丹から小さな飛行機(ボンバルディア)で成田まで飛び、国際線のスイートラウンジを利用するのと外貨交換のために一度成田で降りて再度チェックインして出国手続きをしていた。そういう時に便利だったのは電子出入国手続きだった。一度パスポートと両手の親指の指紋を登録しておけば、いちいち人のいる窓口に並ばなくてもスムーズに出入国できる。そうした便利さを実感できるほど海外に出張していたかと思うと半身麻痺してしまった今から考えると嘘のようだ。今ではこの狭いバスの車内にあるトイレも無事に使えるか、と心配になってしまうほどだ。そう思うと、まだ復活できる「伸びしろ」はたっぷりある。故郷までのバスの旅で今日までのマイナスをじっくりデトックスして、新しい年を氏神様(土山神社)への初詣で迎えて戌年らしいドッグイヤーのスピードで回復を目指したいと思う。そんな思いで故郷へのバスに乗る大晦日の午前だ。
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