クリニックは千里中央から西へ直線距離で700mほどの所にある。
今日はリハビリが終わった後、奥さんと合流するため、長い緩やかな下り坂をひたすら歩いた。目的地はLABIヤマダ千里中央店の2F、リフォームコーナー前のベンチだ。長い道のりだが、ちょうど運動には良い距離で、これくらいの距離を最近はよく歩くようになり、今日もPT(理学療法士)さんに「だいぶ最近、左脚に筋肉付いて来ましたね。」と言われた。朝から作業所、リハビリと連続した今日一日をゆっくりほぐすように長い下り坂をのんびりと歩く。坂を下りきるとトンネルがあり、トンネルをくぐった先は千里中央の「せんちゅうパル」だ。そこまでたどり着いても、LABIヤマダまではまだしばらくある。意外と(障害者には)つながりが悪いもので、そこからエレベーターにたどり着き、「せんちゅうパル」の2階部分のプロムナードに続くM2階まで昇らなくてはいけない。エレベーターを降りるとプロムナードを経由してLABIヤマダに続く小さな山を登る。途中までは緩やかなスロープがあるが、中段から上は階段かエスカレーターのみになる。おかげさまで週一回の会社への通勤のおかげでエスカレーターに乗るのは上手くなったのでここはすいスイスイとエスカレーターで上がって行ける。そしてLABIヤマダの店内へ。自動ドアを入ると店の中に入ってすぐまたもやスロープが待っている。残りわずかな体力で痛い脚を踏み出してスロープを登る。待ち合わせ場所の「リフォームコーナーの前に運良くベンチを発見した。元気な頃にはベンチなど、気にかけたこともなかったが、こうなると割と目に留まる。死活問題だからね。ベンチに座るとLINEをチェック。
「歩きスマホ」もできないからいちいち体勢を整えないとLINEも読み書きできないのだ。
LINEで奥さんに状況報告と連絡をしていると、目の前を歩いているのが見えた。想像以上に「ホッとする」ものだ。彼女は振り返っていつもの笑顔を見せてくれた。到着だ。