小学生の甥っ子の夏休みの自由研究に付き合いました。自由研究のテーマは我が家の田んぼに棲息するタガメ。

 

田植え靴を履き、稲を倒さないように慎重に田んぼの中を移動しながら稲の株の辺りを注意深く探していくと田んぼの中には・・タガメの姿が。

 

タガメ以外にも同じく水棲昆虫のミズカマキリの姿もありました。今回は見つけられませんでしたがタイコウチ、コオイムシ、ガムシ、コシマゲンゴロウと色々といます。

じっくりとタガメを観察。資料のために撮影も。

 

清流千種川の上流域の渓流なので工業排水や家庭排水も入らない上に、極力、農薬を用いない減農薬農法を徹底しているので我が家の田んぼには、農薬や工業排水の汚染に弱いために、今では日本全国で絶滅危惧種となってしまったタガメの姿があります。

獰猛な肉食の昆虫なので見た目もいかつくて強そう(実際に強い。)

川魚、イナゴ、カエル、オタマジャクシを獲物としています。口が針のように尖っていて体液を吸い取ります。ドラキュラみたい。

絶滅危惧種となったタガメが棲みつく環境で育てたお米(兵庫県産キヌヒカリ)です。このタガメの存在が安心安全のお米であると証明してくれているようです。

 

今回、自由研究のために捕まえたタガメやミズカマキリたちは撮影して大きさを測った後はまた田んぼへ戻しました。甥っ子にもキレイな自然環境を残すことの意味が伝わればいいと思います。