久しぶりに大学時代の友人と会うことになりました。
2年ほど前にも会っているのですが、地方の出身者で現在地方は地元の企業に勤めていて、東京に出張の度に連絡をくれて、お互いの近況を話していました。
その友人が、今日東京にいるのだが会うことができるかとの連絡をもらいました。
自粛の要請で、居酒屋で遅くまでお酒を呑むことができないのですが、フリーターの身の上なので、何時からでも行けることを連絡しました。
友人は疲れている様子が見えたので、少し心配だったが、新型コロナウイルスの影響で会社が大変なことになっているとのことでした。経営者ではないのですが、幹部としての立場から、余計にやらなければいけないことは多くあるとのことでした。
相変わらずの自分を友人は羨ましいと言っていましたが、自分の中では少し恥ずかしい気持ちになりました。


二人で入った居酒屋も、お店の人が驚いた顔をするくらいに、店内にはお客が全くいませんでした。
やはり元気のない店主らしき人が二人にビールを運んできて、こんな時期にありがとうございますと丁重にお礼を言われました。
友人との会話は、今の経済停滞の状態は地方までいき渡っていて、何とかしたいけれどなんともならないと愚痴が多くなっていました。
また、家族の話を聞き、息子ももう小学生になるとのことで、ここで仕事を失うわけにはいかないと、家庭を持つ身の辛さを語っていました。
そんな友人の語る家族の話は、自分にはない悩みなので、実感として分からなかったが厳しいことは理解できました。
ほとんど現状の大変な話で終始してしまったが、また日本が元気になった時に再会することを約束して別れました。
 


家路について、友人との話した内容を色々と考えました。年齢からすると、友人と同じような悩みを持って当然なのに、自分はまだその入り口にも入っていないことに気づきました。
人によって人生は色々ありますが、これほど違うと取り残されたような気持ちになりました。
しかし、会社を作って社員を雇うことになれば、社員は家族も同然なので、とりあえずは友人に近づくことができるかもしれません。そんな家族の為にも、安心できる会社にしなければいけないと思いました。社員と社員の家族の大事な人生を背負うことになる覚悟を持たなければいけないと思いました。
そんな会社をすぐに起業したいと心から思い、必ず成し遂げると決意をしました。