『カフー』は沖縄で『幸せ』『いい報せ』という意味で、主人公 明青(あきお)の愛犬の名前です。
86歳のおばあと明青が暮らす余那喜島に、『私をあなたのお嫁さんにしてくださいますか』という手紙を送り、突如島を訪れた幸(さち)。
物語最終盤に明青と幸は、全くの他人ではなかったことが明かされます。
これまで私が読んだ、原田マハさんの小説は、女性主人公のものが多く、今作品は新鮮な気持ちで、読ませて頂きました。
また20代の頃の淡い恋愛を思い出すことも出来て、幸せな気分に包まれました。