【追記しました】人生でいちばん大切なこと

（2024/03/25追記しました）

規則正しい生活には、自分自身の歩むべき道がくっきりと見えるものです。

今自分がなすべきことは何か？

一番大切にしなくてはいけないことは何なのか？

人生の道しるべがはっきりと浮き上がってくるのです。

もしも今、あなたの心に迷いがあったり、大切なものが見えにくくなっているのであれば。とにかく規則正しい生活を心がけることです。今やるべき事にだけ目を向けて、それ以外のことは考えないようにすることです。心を集中させて日々の生活を粛々と送っていくこと。「今は、これでいいんだ」と信じて生きることです。

その道のりの先に、きっと大切なものが見つかるはずです。（p22~23）

（2023/12/20追記しました）

思い通りにすることばかり考えていると、人生が見えなくなります。手放してシンプルになることで、人生で大切なことが見えてきます。

途中下車をしてみることです。特急列車で人生の旅をするだけでなく、時には各駅停車に乗り換えて途中の駅で降りてみる。そして、自分が来た道のりを振り返ってみてください。果たして自分は欲望ばかりに目を向けてこなかったか。手に入れることだけに執着し、背負った欲の重みで身動きが取れなくなっていないか。自分の思いにとらわれ、その通りにならない人や環境を恨んでこなかったか。

自分自身が見えなくなった時、自分が歩むべき道が分からなくなったとき、そんなときにこそ手放すことを考えてほしいのです。

（p220~223）

（2023/09/09追記しました）

休日には自然の中に身を置いて、ぼーっとする時間を過ごしてみてください。

風に流される白雲のようにただただ流していく。そんな時間があなたの心を軽くしてくれるのです。（p46~47）

（2023/09/07追記しました）

過去の自分を慈しんでいますか？

人間はどんな人生を歩んでも、一つや二つの後悔はあるものなのです。自分の道に少しの後悔はあっても、それを選んだ自分自身の思いに後悔をしてはいけないということです。

一生懸命に生きていたあの頃の自分を慈しんであげること。「それでよかったんだよ」と昔の自分に言ってあげることが何よりも大切なのです。（p152~153）

この一冊も、心に迷いが生じた時に紐解く一冊です。

惑わされず、幸せな人生を歩むための禅の智慧

2023/07/25追記しました。

心が疲れた時、人生で大切なものが見えにくくなった時は、あなたがいる場所から少し目をそらしてみることです。ただ季節を感じてみることです。頬にふれる風、川の水の冷たさ…

計らいごとのない自然にふれた時、今こうして生かされていることに気づくのです。それがどれほど有難いことであるかと思いが運ばれていくのです。（p19）

2023/07/16 追記しました。

誰もが自分なりの生き方、考え方をもっています。それを認めて欲しいという気持ちを持つのは当たり前のことです。ただ常に自分を押し通すことなど無理だということです。

であるからこそ、「一歩退く」という心を常に持つことが大事なのです。

私たちはたくさんの人たちに支えられながら生きています。自我を後ろに隠しながら生きる。それが結果として自分自身の人生を生きやすくしてくれるのです。

互いに譲り合う気持ちが生まれた時、そこには温かな空気が生まれるものです。（p72~73)

シンプルな暮らしとは、無駄なものをできる限り省くことです。

今の自分にとって本当に必要な物は何か。常にそれを自らに問いかけることが必要なのです。

その答えがくっきりと見えた時、生きたお金の使い方が見えてくるのです。

「簡素な暮らし」とは、本当に気に入った物だけを買い求める生活です。毎日お茶を飲むのが楽しみなのであれば、湯呑みはお気に入りの物を使いたいと考えるのです。高価な湯呑みを買ったとしても、贅沢で無駄ではありません。扱いも丁寧になるでしょう。そして何よりも毎日お茶を飲む時に、心がとても豊かになります。そして10年も20年も大切に使い続けようとするでしょう。これこそが簡素で美しい生活だと私は考えています。

食事にしても同じです。安くて量の多い食事ばかりしていると、やがては身体を壊すことになります。

身体に良い食事を少なめにとること。多少値段は高くても、身体に良い新鮮な食材を求めること。そんな簡素な食生活を心がけることです。

（p110~111）