忘れられぬ人と、別れる前に交わした約束。
今、このタイミングでこの書籍を選んだことも、何かのご縁なのでしょう。
辻仁成さんと江國香織さんが下北沢で意気投合したことで、企画されたこの小説。
辻さんは順正の立場から
江國さんはあおいの立場から
それぞれ綴られています。
順正にとって祖父とあおいは、心を許すことが出来る貴重な存在。
また母のように慕っている人との関わり。
フィレンツェとミラノの街並みを思い浮かべなから…
小田急線梅ヶ丘駅、成城大学は辻さんの想い出の地なのでしょうか?
青編、赤編ともに読み終えた後に映画をご覧になうことをお薦めします。
ミレニアムの頃、20代、30代だったあなたに是非読んで頂きたい一冊です。