昨日と今日と、本当にうだるような蒸し暑さですね
ずっと除湿をかけていたいのですが、それで喉が乾燥してしまうのが最近の悩みです
今日は学校のレッスンに、ハムレットとオフェーリアの二重唱を持って行きました♪
トマ作曲の「ハムレット」という作品は、滅多に上演されることのない作品で、売られているCD・DVDの数も少なく、台本の日本語対訳もありません。
ですから、勉強がとっても大変なんですけど、
始めてみると、これが本当に美しくて!!
「Doute de la lumiere」というタイトルの二重唱です、You Tubeにも出てくるの是非見てみてください☆
それから、ハムレットと言えばやはり、オフィーリアの狂乱の場面が有名ですが、これもとても素晴らしいアリアです。(a vos jeux mes amis, permettez moi de grace)
今勉強中で、いつか皆さんの前で歌ってみたい曲の一つなのですが、何しろ13分もかかるアリアでして・・・
とても体力と集中力を使うアリアです。
その上、ハイEが二回も出てくるんです!!
自分の恋人であるハムレットが、自分の父親を殺したと知って気が狂ってしまうシーン・・・オフェーリアの死の直前に歌われるアリアです。
私の最も尊敬する歌い手、ナタリー・デッセイーは最後にハイFisまであげていますが・・・恐るべし
こちらで観れます(狂った感じが最高に怖いです)
http://www.youtube.com/watch?v=y9gW--z9YWI
http://www.youtube.com/watch?v=k4XJGjxJUD4&feature=related
ハイEが楽に出せるようになれば、コロラトゥーラのアリアでのレパートリーがぐっと広がるので頑張って開拓して いこうと思います。
NYでついている先生のお話によると、レッジェーロのソプラノが、高音を開拓できるのは25歳前後までらしいので・・・!!
今が伸ばし時期ですね!毎日コンスタントに出るようにしたいですね。
このハムレットというオペラ、トマの作曲なんですが、他のオペラ作品とはちょっと違う形式をとっています。
というのも、ハムレット、つまり王子役がバリトンなんですよね。
普通主役が王子様だったら、当然テノールがきそうなんですが・・・ちょっとひねくれた感じがします(笑)
トマとしては、当時ライバルであったグノーが「ロミオとジュリエット」で大成功したのに対抗して、同じシェイクスピアの作品にオペラを書いたらしいのです。
グノーに対抗して、あえてバリトンを主役にした、というところがあるかもしれません。
そういう時代背景を知っていくと、オペラもどんどん楽しくなっていきますね
人気ブログランキング参加しています!クリックよろしくお願いします