サッカ-療育 | 西郷サッカークラブのブログ

西郷サッカークラブのブログ

西郷サッカークラブの事について自由に記述するブログです。

「集まれ~」の掛け声で、すぐ集まれない。

集まっても目が合わず話を聞いてないように見える

手遊びや足元のボールで遊んでしまう。

「3人組!」「2人組!」で毎回1人になってしまう。

練習の途中でサッカーをやめてしまう。

初めての練習メニューは理解が難しく

できないと自信をなくしてやめてしまう。

人のいる方向にボールを蹴ってしまう

(お弁当食べてる人の方、小さい子が遊んでいる方)。

いつもボールや水筒を忘れて帰ってしまう。

ぶつかったり、ボールを取られると危険なファールで取り返す。

 

 

こんな事があるからすぐその子が問題という訳ではなく

多かれ少なかれ、すべての子供で見られる事です。

忘れ物なんて誰でもするし、他の事考えて話を聞いてないことだってあるし

ぶつかられたら腹も立ちます。

 

 

学校や幼稚園とは違う集団行動です。何が大きく違うか?

スポーツなので勝ち、負けがあります。

みんなで試合に勝つぞ!という共通の明確な目標をもった集団行動です。

みんなで頑張って相手に勝った時の気分は最高です。

集団行動のなかで自分の役割をはたして結果が得られたという体験はとても貴重で

自信になり、自分を認める事ができると思っています。

集団行動が苦手な子には、ストレスになる事もあるかもしれません。

子供たちは残酷な時もあり「お前のミスで負けた」なんて事を言う子もいます。

指導者としては注意してみていかないといけません。

 

小学校低学年からでも、一人で試合に行って帰ってきます。

会場では荷物の管理も自分でして

お弁当も、水分補給も、着替えも自分一人でこなします。

作業の段取りが悪い、忘れ物が多い子もたくさんいますが

試合に行くたびに準備は上手になっていきます。

お母さんがおらんでも自分で出来る!

という自信を少しずつつけて欲しいです。

 

注意とは一つの事に意識を集める「集中」

同時に2つ以上の事に気を配る「分配」があります。

注意力はトレーニングで変えていく事ができます。

コーチの話を聞く、練習を最後まで頑張る

試合の最後までボールから目を離さないことも

練習を繰り返していればだんだん出来るようになってきます。

 

コミュニケーションが苦手な子は

学校でうまくいってないなんて話もよく聞きます。

サッカーチームの中では元気にみんなとサッカーしている子供でも

そんな話を聞くことがあります。

サッカーを通じて知り合って

サッカーというツールでコミュニケーションをとっているから

チームでは自然と話ができるのかもしれません。

学校で辛いことがあった時

サッカーのチームに仲間がいれば

少しでも気持ちを楽にできるんじゃないかな?って思っています。

学校には行けないけど「サッカーなら行ける」そんな場合もあるかもしれません。

 

サッカーを続けていれば、どんな子でも少しずつ上手くなります。

ボールを蹴ることも難しかった子供がシュートを決めてくれた時は

それはもう親以上に涙を流して喜んでしまいます。

練習を途中で投げだして遊んでいた子が

相手にボールを取られても食らいついて取り返したら

涙で褒める言葉が出ないぐらい嬉しいです。

日常生活では成長に気づくことが難しくても

サッカーならできるようになったことがすぐに分かります。

最高に褒めてあげられるチャンスがたくさんある

それが私にとってサッカーを勧める1番の理由だと考えています。