ボランティアの押し売り | 西郷サッカークラブのブログ

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かなり前になりますが

阪神大震災の時の話をします。

大震災の時に、各地から様々な

ボランティア団体が来てくれました。

それ自体は大変ありがたかったのですが

毎日の食事が自衛隊の方々から支給のあった

おにぎりと様々なパン

ボランティアの豚汁

1月17日と言う真冬であったため

最初は豚汁が本当にありがたかったが

何週間たってもボランティア団体は

豚汁の配給をされたため

やはり1週間を過ぎると

みんなが食べなくなった。

流石にボランティアの善意がわかってたので

文句を言う人はいなかったが

考えてもらいたいのは

自分が1日3食、それを1週間

まったく同じメニューが続けば

食べ続ける事が出来ますか?

ボランティアの方々は寒い時期なので

豚汁が良かれと思われて

様々な団体が打ち合わせなく来られましたが

実際の被災者は迷惑でしかなかったと思います。

ここで考えてもらいたいのが

サッカー少年団もボランティアで運営しています。

「ボランティアで参加しているんだから」

確かにボランティアで協力頂いているのは

大変ありがたいですが

それが土を越して

「ボランティアなんだから」と言う意識に

なった時点で、押し売りに変わります

それはボランティアの意義から反し

迷惑でしかない状況になると思います。

ボランティアの必要性は自分基準ではなく

受ける側の基準で行動しなければ

いけないと思いますし

ボランティアである以上

対価を求めてはいけないと思います。

ボランティアの方々から

「私はボランティアだから」と言う

発言が出た時点で

それはもはやボランティアでは

なくなっていると私は思います。