しかし、母は自分がやっていると未だに思い込んでいます。
夕方五時は魔の時間です。
母が夕食の準備をしようとウロウロし始めるのです。
でも認知症が進んでおり結局何にも出来ません。
そうなると今度は、夕食の支度が出来ない理由を作ろうと思うのか、体調が悪いふりをし始めるのです。
さっきまで一緒に買い物に行って、笑顔で元気に帰ってきたばかりです。
私が台所に立ち、食事の準備を始めると、いつのまにか母の体調は回復しており、今度は洗濯を取り込んだかどうかの確認が繰り返されます。
こんな毎日の繰り返しです。
何かやらなくちゃと思ってくれるのは有り難いです。
しかし、私自身も体調が良く無い時に、このような事が繰り返されるとやっぱり疲れてしまいます。