1月1日は、久しぶりに弟家族と集まって正月を過ごしていました。それぞれ持ち寄ったご馳走を、これから食べようという時に地震が起きました。
最初の揺れは震度5程度だったはずです。ずいぶん揺れたけど、何かが倒れるほどでもなく、一安心したところでしたがその後の揺れがこれまでものとは全く違う信じられない揺れで何もかもがめちゃくちゃなりました。
子供達はテーブルの下に入り避難しましたが、弟と私はテーブルの下にも入れずただテーブルとキッチンにしがみつくばかりでした。
幸い家は倒壊しなかったので、外に出て様子を見ました。



外に出ると屋根瓦が落ちて鐘つきどうは崩れ落ちて、お御堂と戸は外れて外に飛び出ていました。






とにかく、そのままにして、車で近くの公民館まで行きました。公民館は避難所ではなかったのですが、部落の人も集まってきて、とにかく、公民館に身を寄せました。
公の避難所ではないので、その日は物資も届かず、集まった人たちで食事の用意をしました。電気も水もない生活は太陽が上るまで真っ暗、夕方5時には日が沈み真っ暗なので、懐中電灯の光を天井に当てて過ごしました。
2泊して、このまま避難所生活を続けても展望がなかったので思い切って金沢の自宅に帰ることにしました。途中の道は崖崩れで道が塞がれ、割れて、段差があり慎重に運転しました。1人で帰るのは危ないので、車6台連なって帰ったのが心強かったです。
困った時、助け合うということがいかに大切かを心に刻みました。
普段実家の能登町から金沢までは2時間ほどですが、1月3日は12時間かかりました。
自宅に帰ったらアトリエはメチャクチャでしたが、片づければなんとかなったので、大したことはないと思えました。

さて、これから、実家の再建に向けて頑張らなければならないと思います。そこでまず、私達はクラウドファンディングを立ち上げ、お寺の再建を目指すことにしました。
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