西川絵里香弁護士です。
韓国ドラマのリメイク版でもある「記憶」の主人公であるベテラン弁護士は、勝つためには手段を選ばないような老獪な一面がある一方で、若年性アルツハイマーという病気と闘いながら最後まで自分の尊厳を守り抜いていきます。
主人公が真犯人を追い詰めていくサスペンス要素もふんだんに盛り込まれていて、徐々に事件の真相が明らかになっていく展開がスリリングに構成されているので、人間の細かな心情がよりリアルに描かれています。
法廷ミステリーを描きながら家族愛などの様々な人間模様も描写されていて、大切な人生の価値を気付かせてくれるドラマとなっています。


感想

一人一人の登場人物の闇が見えつつ人間愛の部分もしっかり描かれているので、最後まで飽きずに見ることができました。
物語が進むにつれて主人公が辛い境遇に立たされていきますが、それでも全体の構成が暗くならないように描かれているので、見終わった後の余韻も心地が良いです。
テンポも早過ぎず遅過ぎずのバランスで見やすかったですし、連続ドラマでありながら映画のようは感覚で楽しむことができました。
キャスト一人一人のお芝居も見応え十分です。