術後補助療法について 免疫チェックポイント阻害剤 | 腎臓がんとの共存を目指して

腎臓がんとの共存を目指して

2024.1.24腎癌告知
2024.4.16右腎臓摘出手術
2024.4.30退院
2024.5.9病理検査ステージ3aグレード3ラブドイド変化
2024.7.4術後補助療法開始キートルーダ

5月9日の診察の時、術後補助療法を始めることを検討するように言われた。

病理検査の結果、転移する可能性が低くないため。

キートルーダという薬を3週間に1回1年間投与するとのこと。

 

副作用のこともいろいろと説明があったが、気になったのは術後補助療法でキートルーダを使った後のこと。

この薬を使って術後補助療法を実施した後で再発転移した場合、以前説明を受けたいた第一候補の薬が使えなくなるということ。

オプジーボとヤーボイである。

 

私の理解では、オプジーボとイートルーダが同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。

主治医ははっきりとは教えてくれなかった。

 

オプジーボとヤーボイという薬は、免疫チェックポイント阻害剤というものだ。

簡単に言えば、免疫細胞のブレーキを外して癌細胞を攻撃してもらう薬である。

第4の癌治療法なんて言われていて、素人の自分にもその効果を期待してしまうほど。

 

このオプジーボが使えないのは少し不安。

帰宅後にもやっぱり気になるので、少し調べてみた。

 

キートルーダ とオプジーボは同じ仕組みでT細胞に働きかける。

PD-1抗体薬というものだ。

癌細胞が持っているPD-L1抗体が、T細胞が持っているPD-1抗体にくっつく事でT細胞が癌細胞を攻撃しなくなる。

そこでこのPD-1抗体薬キートルーダやオプジーボが、先にT細胞のPD-1抗体にくっつくことで癌細胞のPD-L1抗体がくっつけなくなる。

そうすると、T細胞のブレーキが効かなくなるので、癌細胞を攻撃するということ。

 

簡単に言えばこういうことらしい。

 

同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。

それとも保険診療、もしくは標準治療の枠組みの中での何かの都合があるのだろうか。