5月9日の診察の時、術後補助療法を始めることを検討するように言われた。
病理検査の結果、転移する可能性が低くないため。
キートルーダという薬を3週間に1回1年間投与するとのこと。
副作用のこともいろいろと説明があったが、気になったのは術後補助療法でキートルーダを使った後のこと。
この薬を使って術後補助療法を実施した後で再発転移した場合、以前説明を受けたいた第一候補の薬が使えなくなるということ。
オプジーボとヤーボイである。
私の理解では、オプジーボとイートルーダが同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。
主治医ははっきりとは教えてくれなかった。
オプジーボとヤーボイという薬は、免疫チェックポイント阻害剤というものだ。
簡単に言えば、免疫細胞のブレーキを外して癌細胞を攻撃してもらう薬である。
第4の癌治療法なんて言われていて、素人の自分にもその効果を期待してしまうほど。
このオプジーボが使えないのは少し不安。
帰宅後にもやっぱり気になるので、少し調べてみた。
キートルーダ とオプジーボは同じ仕組みでT細胞に働きかける。
PD-1抗体薬というものだ。
癌細胞が持っているPD-L1抗体が、T細胞が持っているPD-1抗体にくっつく事でT細胞が癌細胞を攻撃しなくなる。
そこでこのPD-1抗体薬キートルーダやオプジーボが、先にT細胞のPD-1抗体にくっつくことで癌細胞のPD-L1抗体がくっつけなくなる。
そうすると、T細胞のブレーキが効かなくなるので、癌細胞を攻撃するということ。
簡単に言えばこういうことらしい。
同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。
それとも保険診療、もしくは標準治療の枠組みの中での何かの都合があるのだろうか。