腎臓がんとの共存を目指して

腎臓がんとの共存を目指して

2024.1.24 腎癌告知
2024.4.16 右腎臓摘出手術
2024.4.30 退院
2024.5.9 病理検査 ステージ3a

術後補助療法について。

 

主治医からは、手術後の再発転移を予防するために、上記の治療を検討するように言われている。

キートルーダという薬を、1年間、3週間か6週間ごとに1回点滴するとのこと。

最近よくみている泌尿器科の先生の動画では、3割の再発率が2割程度に減少するとのこと。

 

 

正直なところ、2割は再発するのか、という感想。

3人に1人が、5人に1人。

今のところ、治療受けてみたいとは思っている。

5月9日の診察の時、術後補助療法を始めることを検討するように言われた。

病理検査の結果、転移する可能性が低くないため。

キートルーダという薬を3週間に1回1年間投与するとのこと。

 

副作用のこともいろいろと説明があったが、気になったのは術後補助療法でキートルーダを使った後のこと。

この薬を使って術後補助療法を実施した後で再発転移した場合、以前説明を受けたいた第一候補の薬が使えなくなるということ。

オプジーボとヤーボイである。

 

私の理解では、オプジーボとイートルーダが同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。

主治医ははっきりとは教えてくれなかった。

 

オプジーボとヤーボイという薬は、免疫チェックポイント阻害剤というものだ。

簡単に言えば、免疫細胞のブレーキを外して癌細胞を攻撃してもらう薬である。

第4の癌治療法なんて言われていて、素人の自分にもその効果を期待してしまうほど。

 

このオプジーボが使えないのは少し不安。

帰宅後にもやっぱり気になるので、少し調べてみた。

 

キートルーダ とオプジーボは同じ仕組みでT細胞に働きかける。

PD-1抗体薬というものだ。

癌細胞が持っているPD-L1抗体が、T細胞が持っているPD-1抗体にくっつく事でT細胞が癌細胞を攻撃しなくなる。

そこでこのPD-1抗体薬キートルーダやオプジーボが、先にT細胞のPD-1抗体にくっつくことで癌細胞のPD-L1抗体がくっつけなくなる。

そうすると、T細胞のブレーキが効かなくなるので、癌細胞を攻撃するということ。

 

簡単に言えばこういうことらしい。

 

同じ作用機序の薬なので、術後補助療法でキートルーダが効果がなかった場合は、オプジーボも効果がないという判断なのだろうか。

それとも保険診療、もしくは標準治療の枠組みの中での何かの都合があるのだろうか。

今日は5月21日、4月16日に手術したので、1ヶ月が過ぎていた。

記念日というかなんというか。

 

仕事は林業関係なので、ほぼ肉体労働である。

手術前の大体9割ぐらいの作業負荷に戻せてきていると思う。

山に上がって、木を伐採したり。

伐採した木を持ち上げて運んだり。

クローラー運搬車で運んだり。

 

昨日は数年ぶりの上半身筋肉痛になった。

それだけ体を使えたということか。

癌が見つかってから、それなりに自制しつつ仕事をしてきた。

やっぱり腎臓破裂とか怖いし。

 

もちろん入院中は、体は動かせるけど、歩くくらいしかできず。

それが筋肉痛になったとういことは、以前の体の使い方に戻りつつあるということか。