吾妻ひでお先生のお誕生日になにかしようと思ってたけどできなかったので書きかけのブログを成仏させます。
老若男女全てにオススメなのがこの『失踪日記』
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- 初めて買った新刊本です。新刊本ということはつまり印税が吾妻先生に入るのです。最高ですね。2005年頃に購入しました。吾妻先生が復活された作品でありノンフィクション漫画の金字塔です。90年代失踪したり放浪したり色々大変だったときのお話です。こう書くとそうでもないけど、結構キツい体験談満載です。頭身の低いキャラクターは一見なじみやすく、お馴染みの吾妻先生の自画像も可愛らしい姿をしています。でもそれこそがマンガ表現の素晴らしく恐ろしいところ。鬱と希死念慮とアルコール依存の泥沼。その泥沼を漂流するロビンソンクルーソー、「ひでお」が、ホームレスからガス工事、そして病院に入るまでの物語です(病院の話は『アル中病棟』を読もう)
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カメラロールになんとか本棚の写真があるのを発見しました。この失踪日記の隣が『アル中病棟』ですよ。
私は精神的に弱い方ですが、『失踪日記』を中学生のときに読んだおかげで、アル中になることは免れています。酒で逃げない、酒に逃げない。お酒は好きですが、毎日飲みません。
本棚写真見れば分かりますが、吾妻本コレクションの殆どが絶版で古本購入なのが悲しかったのです。でも、『失踪日記』後、どんどん新刊、新装本、全集、文庫、が出てとても嬉しいです。今も新刊を予約しています。幸せです。