IPOジャパン編集長  西堀ブログ -5ページ目

本日(7/16)のIPO

本日は、アイリッジ(3917マザ)が新規上場します。


■事業概要

スマートフォンをプラットフォームとしたO2Oソリューション「popinfo」の提供、集客・販促向け企画提案・運用等


■発行条件等

公開価格:1,200円

公開時価総額:3,234百万円

資金調達額:455 百万円

同上PER:46.8倍(2017年7月期会社予想)

配当:なし

主幹事:野村證券

ロックアップ:90日

※売却価格が募集における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社に通して行う東京証券取引所取引での売却等は除く


■事業詳細:

O2O(オンラインから実店舗への誘導)支援。自社ソリューションを組み込んだスマートフォンアプリを通じて消費者に情報を提供し、実店舗の集客や販売促進につなげている。

 O2Oソリューションのプラットホームとして、集客を図りたい企業向けに「popinfo」を提供している。企業は一般ユーザー向けに提供するアプリにpopinfoを組み込むことで、当該アプリをダウンロードしたユーザーの待ち受け画面に情報を配信できる。popinfoを組み込んだO2Oアプリは同社で開発しているほか、既存アプリにも簡単に組み込める。

popinfoは情報配信機能、ユーザー管理機能のほか、会員証機能、ポイント管理機能、クーポン管理機能を備えている。また、企業側で保有する会員データベースやポイント管理システム、売り上げ管理システムとの連携にも対応できる。

■ 2014年7月期の売上高構成比は、O2O関連96.4%(月額報酬25.7%、アプリ開発・コンサルなど70.7%)、その他3.6%。

本日(7/10)のIPO

本日は、平山(7781JQS)が新規上場します。


■事業概要

製造コンサルティング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、人材派遣事業、有料職業紹介事業

■発行条件等

公開価格:2,130円

公開時価総額:3,705百万円

資金調達額:1,029 百万円

同上PER:14.1倍(2016年6月期会社予想)

配当:有(金額は未定)

主幹事:みずほ証券

ロックアップ:90日

※売却価格が募集における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社に通して行う東京証券取引所取引での売却等は除く


■事業詳細:

製造派遣・請負などのアウトソーシングが主力。製造業向けの人材事業を展開しており、技術者派遣やコンサルティング、研修ツアーなども手掛けている。テルモ向けが売上高の半分を占める。
 もともとは日用品の卸売業で、1955年12月に山口県下関市で個人創業。1989年7月に製造工程の請負業務を始め、技術者派遣には2009年3月に企業買収にて参入した。

1.アウトソーシング事業
 顧客企業内の製造工程において、製造請負・製造派遣・人材紹介の事業を行っている。業界は医療機器・医薬品、輸送用機器、住宅設備機器、食品関連製品など。

2.技術者派遣事業
 宇宙航空・自動車・鉄道から家電・精密機器などの国内メーカーに対し、設計開発、評価・解析などの部門にグループの従業員を技術者として派遣している。

3.その他事業
 コンサルティング部門と教育部門が提供するサービス。具体的には、製造業のさまざまな工程におけるコスト削減や生産性向上、品質管理などの課題を、現場改善コンサルタントが、取引先と共に解決していく。また、海外の製造業の管理職に対し、日本国内の製造現場見学と同社研修センターでの研修を合わせた「スタディツアー」などを提供・運営している。

■ 2014年6月期の連結売上高構成比は、アウトソーシング事業87.7%、技術者派遣事業10.6%、その他1.7%。主な販売先はテルモ52.0%。

流動性が欠落

皆さま、おはようございます。


梅雨、ど真ん中の天気が続いています。 


朝から雨は降ってないものの、いつ降りだしてもおかしくない空模様、なんとも嫌な気分で今日は始まりました。 


でも、この週末にはすっきり晴れそうな


予報になっています。 今日明日、我慢です。


さて、株式市場、混乱はギリシャ発ではなく、中国発でした。



それにしても上海市場で1300社超が発行体が売買を停止したとは恐れ入ります。 


これでは、信用取引の損失整理もできません。 市場は底打ちできないということになります。


一方、NYでは取引所のシステムが3時間にわたり停止したそうです。 ]


まあ、NYはパニック的な売りにはなってないので、それほど混乱しなかったようですが、こちらも、売買ができないとなるとNYの終値は、ギリシャや中国の問題を織り込んでの株価かどうか疑問が残ります。


いずれも売買できないことには違いは無く、市場が流動性を欠いたのは事実です。


その点、東証のシステムは震災のときでも通常通り稼動していました。 


どのようなことが起こっても、市場は開けておく、意図的な売買停止は行わない、これは資本市場の鉄則です。 


この原理原則を守っている限り、東京市場は、急落はやむなくとも、市場が落ち着けばファンダメンタルズに基づく株価まで急速に戻すはずです。


ただ、業績の前提条件が変われば、ファンダメンタルも変わります。 そこだけ要注意ですが、円高、原油安は、銘柄が攻守交替になるだけで、日本経済にとっては、行過ぎなければ問題ないはずです。


一日も早く市場が落ち着いてくれることを期待します。


では、本日はご来社ばかりで体は動かないのですが、頭だけでもLet's MOOOOOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 

本日(7/8)のIPO

本日は、クレステック(7812東証JQ)が新規上場します。


■事業概要

国内外における取扱説明書等の各種ドキュメントの企画・制作・翻訳・印刷事業および梱包資材設計・BPOサービス事業


■発行条件等

公開価格:960円

公開時価総額:3,062百万円

資金調達額:445 百万円

同上PER:10.0倍(2015年6月期会社予想)

配当:30円

主幹事:三菱UFJモルガン・スタンレー証券

ロックアップ:90日、180日

※売却価格が募集における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社に通して行う東京証券取引所取引での売却等は除く


■事業詳細:

ドキュメント制作。顧客企業の新製品に添付する取扱説明書やメカニック向けの修理マニュアルなどのドキュメンテーション作成に関わる業務を行っている。海外にも拠点があり、11カ国13法人、19拠点を配している。

 具体的には新製品に必要なドキュメント(取扱説明書、修理マニュアル、設置マニュアルなど)の制作に開発段階からかかわり、ドキュメントを読んだ使用者がその新製品を安全かつ分かりやすく操作できるよう、専門的な技術情報を理解しやすく説明・表現し、最終提供形態であるデータや印刷物などに変えている。

 また、顧客の新製品開発に際し、市場動向調査や各国の法令確認、製品の梱包設計や印刷物輸送などの周辺業務や、顧客自身がドキュメントを作成できるソフトの開発・販売なども手掛けている。

■ 2014年6月期の連結売上高構成比は、日本32.8%、中国地域25.6%、東南アジア地域30.0%、欧米地域11.6%。有利子負債依存度は53.1%。

本日(7/7)のIPO

本日は、富士山マガジンサービス(3138東証マザーズ)が新規上場します。


■事業概要

自社Webサイトを用いた、雑誌の定期購読斡旋サービスの提供

■発行条件等

公開価格:2,650円

公開時価総額:4,198百万円

資金調達額:547 百万円

同上PER:26.4倍(2015年12月期会社予想)

配当:なし

主幹事:みずほ証券

ロックアップ:90

※売却価格が募集における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社に通して行う東京証券取引所取引での売却等は除く


■事業詳細:

インターネットを活用した雑誌の定期購読サービス。筆頭株主とその親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の持ち分法適用会社。2015年4月末現在の取扱雑誌数は1万0250誌で、月間アクティブユーザー数は47万7147名。

 「Fujisan.co.jp」を通じ、購読者と出版社を繋ぐ流通プラットフォームを提供している。デジタル雑誌も取り扱っており、一部の雑誌を除いて新刊からバックナンバーまでそろえている。
 販売を委託されたデジタル雑誌については、他社の電子書籍取扱いサイトなどへの取次業務も行っており、一部は「丸請サービス」として企画立案、制作、販売、配送、顧客管理に至るまでの各フェーズに関する支援サービスも提供している。また、一部の外国雑誌などについては直接、商品を仕入れて販売している。

■ 2014年12月期の売上高構成比は雑誌販売支援事業100%。主な販売先は出版物取次の大阪屋25.1%。

ギリシャ、原因自分論

皆さま、おはようございます。


今朝の東京は6時ころは太陽の陽射しもあったのですが、すでに曇天となってきました。 午後には外出もあるので、今日一日天気が持つことを祈ります。


さて、ギリシャ。


7月5日には国民投票で財政緊縮の是非を問うそうです。


TVでギリシャ国民の声を聞いていると、完全に責任転嫁している人が多いように見受けられる。


EUに財政緊縮を押し付けられていると・・・・借金体質になったのは誰の性なのかを議論せずに他人に文句をいう国民性にはEU諸国もさじを投げたのだろう。


これまでの浪費、放漫体質を改めなければ、誰からも金融支援など受けられないことをしっかりと認識しなければならない。


国民投票となれば、きっと財政緊縮には過半数が「YES」と答えるだろうが、いざ実施となると、実現性は乏しいのではないだろうか。


これまで、田舎芝居で切り抜けてきたギリシャだが、今回ばかりは芝居を演じるだけでは許されそうにない。


ひるがえって、日本はどうだろうか?


先般の大阪都構想の賛否を賭けた投票をみても、大阪市民はギリシャ国民とほとんど同じ思考を持っていたということではないか。


市バスに無料で乗れなくなるから反対した大阪のおばちゃん。


市バスの権利が残ってももっと大きなものを失うかもしれないことを理解していない。


市バスか社会保障、の選択を迫られたら、あなたならどうしますか。 


当たり前に、社会保障を選ぶに違いないですよね。


そこまで極端な選択肢を出さないと財政の厳しさを理解できない国民にまで落ちぶれていく日本になりそうで怖い部分を見た大阪都構想の賛否投票であった。


日本人は勤勉で冷静な判断をする国民だから、ギリシャのようにはならない、という人もいるが、それはその方の年代の日本人だけではないだろうか。


高齢者は目先が大事、若者は将来を諦める、これがいまの日本ではないだろうか。


高齢者人口が増えて、労働人口が減る日本、日本のギリシャ化は粛々と進んでいくように思える。


20年後、30年後、いつそうなるのかわからないが、私が生きている間にそのような時代が到来しないことを祈りたいものです。


いまの自分はすべて過去の自分の判断の結果、原因自分論、これが何よりも大事な発想です。


株式市場、金融市場の混乱は今週いっぱい続くでしょうが、私は自分の出来ることを精一杯やるだけです。


本日もLet's MOOOOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!!!

本日(6/29)のIPO


まず、最初に、本日の午後2時から日経CNBCで2015年上期のIPO総括に出演いたします。

お時間あるかたは是非ご覧ください。

http://www.nikkei-cnbc.co.jp/program/hiru/

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本日は、ナガオカ(6239東証JSQ)が新規上場します。


■事業概要

石油精製・石油化学プラント用の内部装置、取水用スクリーン、水処理装置の製造販売、高速海底浸透取水システム装置の研究開発

■発行条件等

公開価格:1,600円

公開時価総額:3,281万円

資金調達額:720 百万円

同上PER:15.5倍(2015年6月期会社予想)

配当:なし

主幹事:SMBC日興証券

ロックアップ:90日、180日

※売却価格が募集における発行価格又は売出における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く


■事業詳細:

 固体と液体を分離する機器「スクリーン」のサプライヤー。コア技術・製品のベースである「ナガオカスクリーン」は三角形の断面のワイヤー形状により、目詰まりを起こしにくく、かつ構造的に強度があるなどの特徴を持つ。
 石油プラント用が主力で、プラントの製法特許・ノウハウをプラントオーナーに対して提供するプロセスオーナーから、日本で唯一の認証を受けている。そのほか、取水用スクリーンや水処理装置を製造販売している。

 前身は1934年10月に創業した永岡金網工業所。1966年10月に法人化し、1991年1月に現商号に変更したが、2004年8月に民事再生手続きを申請した。同年11月に日本アジア投資の支援により現在の法人格となる新ナガオカを設立し、旧ナガオカの主要事業を引き継いだ。

1.エネルギー関連事業
 石油精製・化学などのプラントで生成工程(触媒反応・合成)に使用される中核機器のひとつであるスクリーン・インターナルを製造・販売している。スクリーン・インターナル上に触媒を広げ、石油原料を流し、触媒と化学反応させて物質を変化させる。世界各地のプラント現場に納入している。

2. 取水関連事業
 取水用スクリーンや建築・土木分野の建設向け排水用スクリーンを製造・販売している。主に国内市場向けに納めている。

3.その他事業
 超高速無薬注生物処理装置「CHEMILES(ケミレス)」などを設計・製造・施工・販売・メンテナンスしている。世界各地の上水場などの建設・改修市場に納めている。
 ケミレスは、取水した水から不要な成分を取り除く水処理過程で使用される。薬品を使用せずに微生物を使い、不要な成分を超高速で取り除く。
 そのほか、高速海底浸透取水システム「HiSIS(ハイシス)」の開発を日立造船と共同で行っている。

■ 2014年6月期の売上高構成比は、エネルギー関連事業79.7%、取水関連事業11.9%、その他事業8.4%。主な販売先はユニオン貿易47.1%、米石油大手のUOP7.1%。海外売上高は81.5%。

昔と変わらぬ人気ランキング

皆さま、おはようございます。


今日は曇天スタートです。 お昼頃には雨になるようです。幸いなことに今日はご来社のアポばかりなので、私は助かりますが、ご来社頂く方々はお気をつけてお越しいただきたいと存じます。


さて、今朝の日経新聞、取り上げるとずっしりと重い、学生の就職ランキングなどが載っている別冊が入っていた。

.

その1面に男女別の人気企業ランキングが載っている。


なんだか私が就職活動をしていた30年以上前となんら変わらない顔ぶれ(社名は変わっているが)が並んでいる。


時は変われど、学生の保守的な就職に対する意識はまったく変わっていないように思った。


最初からベンチャー企業に入社する必要はないかもしれないが、もう少し若い企業が上位にランキングされてもいいのではないかと考える。


今はいい、でも、いずれ学生の皆さんにもリスクオンになっていただきたいものです。


では、オジサンは週末前日もLet's MOOOOOOOVE!!!!!!!!!!!!!!!!


gakusei

本日(6/25)のIPO

本日は、メニコン(7780東証1部)、富士ダイス(6167東証2部)、ファンデリー(3137東証マザーズ)が新規上場します。


メニコン(7780 東証1部)


■事業概要

コンタクトレンズ等の製造販売

■発行条件等

公開価格:1,700円

公開時価総額:30,334万円

資金調達額:4,496 百万円

同上PER:16.8倍(2016年3月期会社予想)

配当:30円

主幹事:大和証券

ロックアップ:90日


■事業詳細:

コンタクトレンズ大手。コンタクトレンズ関連事業のほか、動物医療事業、環境バイオ事業、ライフサイエンス事業などを展開している。
 創業者の田中恭一氏は1951年2月に日本初の角膜コンタクトレンズを開発。翌年7月に個人事業として開業し、57年7月に会社を設立した。


1.コンタクトレンズ関連事業
 コンタクトレンズとレンズを洗浄、消毒、保存する液剤であるケア用品などを製造・販売している。ハード、ソフトレンズに加え、使い捨てレンズとして1日使い捨て、2週間交換、1カ月交換タイプを取りそろえている。
 定額制会員システム「メルスプラン」を導入し、111万人の会員を有する(2015年4月末現在)。入会金と定額の月会費を支払うことで、紛失・破損・度数変更時の保証などを受けられる。直営店の41店舗を含む全国1667の加盟施設でサービスを実施している。

2.その他事業
 動物用医療製品などの開発・販売「動物医療事業」、稲わらの分解促進剤、家畜排せつ物のたい肥化促進剤などの開発・販売「環境バイオ事業」、生殖補助医療および先端医療分野の製品開発・販売「ライフサイエンス事業」、販売店スタッフ養成スクールの運営、グループに対する各種総務や営繕、人材派遣などを手掛けている。

■ 2015年3月期の売上高構成比は、コンタクトレンズ関連事業98.2%(コンタクトレンズ・ケア商品47.9%、メルスプラン49.6%、その他0.7%)、その他1.8%。海外売上高比率は12.6%(欧州10.4%、北米0.9%、アジア1.3%)。

富士ダイス(6167東証2部)


■事業概要

超硬工具(耐摩耗工具)、超硬合金の製造販売


■発行条件等

公開価格:530円

公開時価総額:10,600万円

資金調達額:2,690 百万円

同上PER:12.0倍(2016年3月期会社予想)

配当:22円

主幹事:野村證券

ロックアップ:90日

※売却価格が売出要項における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所取引における売却等は除く


■事業詳細:

超硬工具メーカー。超硬合金を用いた耐摩耗工具とその素材である超硬合金チップを製造販売している。輸送用機械、鉄鋼、非鉄金属、飲料缶に代表される金属製品、電機・電子部品、生産・業務用機械など幅広い分野で使用される。

1.超硬製工具類
 さまざまな部品や製品の材料となる線材や棒、パイプを引き抜き、押し出し加工することで、寸法や硬さ、強度を決めるために用いる耐摩耗工具のダイスやプラグなどのほか、熱間圧延ロール、超高圧発生用工具、刃物類など。線材、パイプや建材、鉄鋼素材、半導体用樹脂などの生産工具や、切断などに使われる。

2.超硬製金型類
 自動車部品生産用や製缶などの金型。エンジン・駆動系・操縦系部品や電池ケース、電池部材、封止材などの生産用に使われる。

3.その他の超硬製品
 各種部品、塑性(切りくずの出ない)加工用の工具や金型の素材である超硬合金チップなど。ガイドレール、シールリングなどや各種装置部品、各種金型・工具、刃物の素材に使われる。

4.超硬以外の製品
 鋼製品やセラミックス製品、銅タングステン合金、ダイヤモンド研削と石、固体潤滑複合材料(NFメタル)など。飲料缶、エンジン部品などの生産用金型や機械工具、冶(じ)工具、放熱用部材、鋳造用部材、放電加工用電極、軸受けなどに使われる。

■ 2015年3月期の売上高構成比は、超硬製工具類27.1%、超硬製金型類24.7%、その他の超硬製品21.4%、超硬以外の製品26.8%。海外売上高比率は15.3%(アジア13.7%)。


ファンデリー(3137東証マザーズ)

 

■事業概要

健康食宅配事業及び企業向けマーケティング支援事業


■発行条件等

公開価格:765円

公開時価総額:4,838万円

資金調達額:884 百万円

同上PER:17.8倍(2016年3月期会社予想)

配当:なし

主幹事:SMBC日興証券

ロックアップ:90日、180日

※売却価格が売出要項における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所取引における売却等は除く


■事業詳細:

健康食の宅配など。単に食事を宅配するだけでなく、生活習慣病患者などのターゲット層に対する食事の宅配を入口に、ソリューションサービスの強化によって、将来的にはヘルスケア総合企業となることを目指している。社名はFunとDeliveryを組み合わせた造語。

1.MFD事業
 MFDはMedical Food Deliveryの略で、健康食宅配事業部門の社内呼称。食事の宅配のほか、栄養士による無料カウンセリングや、顧客の疾病、制限数値、好みに合わせたメニューを選ぶサービスを手掛けている。
 栄養士が手掛ける健康食は冷凍弁当の形態を採っており、塩分やカロリーを控えた「ヘルシー食」、「ヘルシー食多め」、たんぱく質・カリウム・リン・塩分を抑えた「たんぱく質調整食」、そしゃく・えん下が困難な人向けの「ケア食」に分類される。200種類以上のメニューを用意しており、年4回のカタログ発行の都度、半分を入れ替えており、旬の食材を提供している。
 2015年3月末現在、カタログは医療機関や調剤薬局など全国1万7920箇所で無料配布しており、15年春号の発行部数は75万部だった。累計会員数は15万2000名。

2.マーケティング事業
 カタログ誌面の広告枠販売やサンプリングなどの業務受託、健康食レシピ情報サイトの運営を手掛けている。

■ 2015年3月期の売上高構成比は、MFD事業89.6%、マーケティング事業10.4%。

本日(6/24)のIPO

本日は、エコノス(3136札幌アンビシャス)と中村超硬(6166東証マザ)が新規上場します。


エコノス(3136札幌アンビシャス)


■事業概要

古物商、電気器具・住宅設備機器・各種ソフト・楽器及びこれ等に関連する物品の販売、書籍及びこれ等に関連する物品の販売、インターネットを利用した物品の販売、カーボン・オフセット・プロバイダー事業、環境コンサルタント事業


■発行条件等

公開価格:600円

公開時価総額:455百万円

資金調達額:110 百万円

同上PER:6.9倍(2016年3月期会社予想)

配当:なし

主幹事:岡三証券

ロックアップ:90日、180日

※売却価格が募集要項における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う札幌証券取引所における売却等は除く


■事業詳細:

北海道内でのリユース店舗の運営。ハードオフコーポレーションや、ブックオフコーポレーションのフランチャイジー(加盟店)。企業向けに省エネルギー機器の販売なども手掛ける。

1.リユース事業
 リユース店舗を北海道内に61店舗展開している。「ハードオフ」「オフハウス」「ホビーオフ」「ガレージオフ」「ブックオフ」の合計5業態を展開。ネット通販サイト「amazon」などにも出店している。

2.低炭素事業
(1)カーボン・オフセット・プロバイダー事業
 温室効果ガスの削減や吸収量を排出権化するための支援や、排出権売買の仲介とコンサルティング、二国間オフセット・クレジット制度などにおける温室効果ガス削減プロジェクトの調査を政府や自治体から受託している。

(2)エコロジープロダクツ事業
 発光ダイオード(LED)照明・BEMS(ビルエネルギー管理システム)などの省エネルギー機器を企業向けに販売している。林野庁などが実施する木材利用ポイントの交換対象となるエコロジー商品なども提供している。

■ 2015年3月期の売上高構成比は、リユース事業82.1%、低炭素事業17.7%、その他0.2%。


中村超硬(6166東証マザ)


■事業概要

電子材料スライス周辺事業、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業

■発行条件等

公開価格:1,700円

公開時価総額:6,618百万円

資金調達額:3,818 百万円

同上PER:7.0倍(2016年3月期会社予想)

配当:なし

主幹事:野村證券

ロックアップ:90日

※売却価格が募集における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所取引における売却等は除く

■事業詳細:


ダイヤモンドと超硬合金の工業用機器のメーカー。切削工具のダイヤモンドワイヤが主力。電子材料スライス周辺関連や特殊精密機器関連、化学繊維用紡糸ノズル関連を開発・製造・販売している。
 1954年に創業したミシン用小ねじメーカーが前身。1970年に設立された。2011年1月に実施した増資で産業革新機構より出資を受けた。

1.電子材料スライス周辺事業
 電子材料ウエハーの製造工程であるスライス加工で使うダイヤモンドワイヤを開発・製造・販売している。
 ダイヤモンドワイヤはピアノ線にダイヤモンド粒を固定した糸状の工具で、従来の砥粒が付いていないワイヤよりも低コストでシリコンインゴットをスライスできる。住江織物と設立した持ち分法適用会社では、これを使って太陽電池向けシリコンウエハーを加工している。

2.特殊精密機器事業
 耐摩耗性の高い硬脆材料を用いた特殊精密部品や工具に加え、実装機(マウンター)用ノズルなどの洗浄装置、化学反応を行う装置システムなどを開発・製造・販売している。
 主力は自動車部品やベアリング製造用の工作機械に用いられるダイヤモンド部品と、電子部品実装用の産業機械に用いられるダイヤモンドノズル。

3.化学繊維用紡糸ノズル事業
 化学繊維用紡糸ノズルや周辺部品、不織布用ノズル・同装置、などを設計・製造・販売している。国内繊維メーカーや中印のグローバルメーカー、紡糸設備メーカーなどに納入している。

■ 2015年3月期の売上高構成比は、電子材料スライス周辺事業60.8%、特殊精密機器事業13.9%、化学繊維用紡糸ノズル事業25.3%。主な販売先は、中国西安が拠点の多結晶シリコンメーカーを中心とするLongi(隆基)グループ53.5%。海外売上高比率は65.0%(アジア62.7%)。