こんにちは。福井のお菓子屋西勘堂西畑雄介です。
今日は熱中症マニュアル義務化!についてお話しします。
本題に入る前にお知らせをさせて下さい。
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暑くなって来たから?
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‥では本題です。
今年の夏は、これまでと全く違う「覚悟」が求められます。
なぜなら、企業における熱中症対策マニュアルの作成・周知が、ついに義務化されることになったからです。
これは単なる努力義務ではありません。
現場で働く一人ひとりの命を守るための、極めて具体的で、そして待望の「設計図」が、すべての職場に求められるようになった、ということです。
なぜ今、「義務」なのか?
僕自身、これまで多くの現場を見てきました。
真夏の工事や外での作業、工場内の熱気や蒸気、そしてオフィスでさえ熱中症のリスクは潜んでいます。
「まさか自分が」「まさかうちの会社で」――そう考えている間に、取り返しのつかない事態に陥るケースを、僕たちは何度も目の当たりにしてきました。
これまでの熱中症対策は、各企業の「善意」や「努力」に委ねられる部分が大きかった。
もちろん、真剣に取り組んでこられた企業もたくさんあります。
しかし、残念ながら、十分な備えができていなかった職場も少なくないのが現実でした。
今回の義務化は、そうした「ムラ」をなくし、「熱中症は、予防できる災害である」という共通認識を、社会全体で徹底させるための、国家としての強い意志の表れだと僕は捉えています。
義務化で変わる、現場の「安心」
では、この義務化によって、具体的に何が変わるのか? 厚生労働省が示すガイドラインは、まさに今回の義務化の肝となる部分です。
そして、今回いただいた画像は、その具体的な「アクションプラン」を示しています。
特に注目すべきは、画像にもある「熱中症のおそれのある者に対する処置のフロー」です。
* 「熱中症のおそれのある者を発見」:ここが最初の、そして最も重要なポイント。従業員同士が互いの異変に気づく「声かけ」の文化、そして「おかしいな」と感じたらすぐに報告できる風通しの良い職場環境が不可欠です。
* 「意識の異常等」と「自力での水分摂取」の判断:意識障害や呼びかけへの反応が鈍いなど、危険な兆候を見逃さない。もし意識がはっきりしていても、自力で水分が摂れないようなら、迷わず「医療機関への搬送」を視野に入れるべきです。
ここを躊躇しない勇気が、命を救います。
* 「医療機関までの搬送」と「経過観察」の明確な分かれ道:画像では、「救急要請できない」「経過観察中も一人にしない」など、非常に具体的な注意点が示されています。
これは、現場の判断に迷いが生じた際に、明確な基準を与えてくれるものです。特に、「回復後も体調急変等により症状が悪化するケースがあるため、連絡体制や体調急変時等の対応をあらかじめ定めておく」という一文は、まさにリスクマネジメントの真髄。
一度回復したからといって安心せず、継続的な観察と連携が重要だということです。
このフローチャートを、単なる「お役所の資料」や形だけのものとして片付けてはいけません。
これは、万が一の事態に、どう動けばいいのかを教えてくれる、命を守るための「地図」なのです。
マニュアルは「備え」であり「投資」
「また一つ仕事が増える…」そう感じる経営者の方もいるかもしれません。
しかし、このマニュアル作成は、決して手間ではありません。
これは、従業員の健康と安全という「企業にとって最も大切な資産」を守るための、最良の「備え」であり、未来への「投資」なのです。
熱中症で従業員が倒れれば、業務は滞り、周囲の士気は下がり、企業の信用にも関わります。
それどころか、最悪の場合、労災として企業の責任が問われる可能性さえあります。
そう考えれば、このマニュアル作成は、企業が持続的に成長していくための、不可欠なインフラ整備と言えるでしょう。
僕たち一人ひとりが「当事者」であるために
企業がマニュアルを作り、環境を整える。
それは大前提です。しかし、最終的に命を守るのは、そこで働く僕たち一人ひとりの「意識」です。
* 変だな」と思ったら、遠慮なく声を上げる勇気。
* 同僚の「いつもと違う」に気づく観察眼。
* 喉が渇く前に水分を摂る、当たり前の習慣。
* 少しでも体調に異変を感じたら、無理せず休む決断。
この義務化は、僕たち全員が熱中症に対して「当事者」意識を持つ、大きなチャンスです。
今年の夏は、ただ暑いだけじゃない。
僕たちは、この新しい義務化をきっかけに、熱中症から「まさか」をなくし、誰もが安心して働ける、安全な日本を創り上げていく。
その「覚悟」が、今、問われています。
それではまた。
おまけ!非認知能力クイズ!
鬼滅の刃編
問題1
あなたは鬼殺隊の新米隊士です。初めての任務で遭遇した鬼は、想像を絶するほど強く、あなたは恐怖で体が震え、刀を握る手が動きません。「このままでは斬られる!」という絶体絶命の状況で、あなたが**「極度の恐怖の中でも、心を奮い立たせ、行動する力(勇気と自己制御)」**を最も発揮できる行動は何でしょう?
A. 恐怖に飲み込まれ、そのまま座り込み、鬼に襲われるのを待ってしまう。
* メリット: 一時的に恐怖から解放される。
* デメリット: 命を失う。隊士としての役割を放棄することになる。
B. 過去の訓練の日々を思い出し、「こんなはずじゃない!」と叫びながら、無謀に鬼に突っ込んでいく。
* メリット: 勇気を示すことができる。
* デメリット: 冷静さを欠いた行動は、かえって危険な状況を招く。無駄死ににつながる可能性がある。
C. 震える体を必死に抑え、呼吸を整えることに集中する。そして、師匠の教えや同期の顔を思い浮かべ、一瞬の隙を見つけて、たとえ小さな一撃でも鬼に斬りかかる。
* メリット: 恐怖の中でも冷静さを保ち、わずかな可能性に賭けて行動できる。たとえ失敗しても、次への糧となる経験を積める。
* デメリット: 一歩踏み出すには、強い精神力が必要。
D. 「誰か助けてくれ!」と大声で叫び、救援が来ることをひたすら期待して逃げ出す。
* メリット: 命を一時的に守れるかもしれない。
* デメリット: 任務を放棄することになり、他の隊士や人々に迷惑をかける。臆病者と見なされる可能性がある。
正解: C
それではまた!