こんにちは。福井のお菓子屋西勘堂西畑雄介です。
今日はONとOFFの切り替えについてお話しします。
本題に入る前にお知らせをさせて下さい。
最近塩どらが大人気になって来ております。
暑くなって来たから?
ネクストブレイクに選ばれたから?
よくわかりませんが、毎日売れてます!
ホームページからご覧下さい!
‥では本題です。
突然ですが、皆さんは普段の生活で「ONとOFFの切り替え」を意識していますか?
ちなみに僕は毎日のお菓子作りやお店の運営、そして新商品の開発など、これまでずっと「ON」の状態でした。
仕事とプライベートが一体化してONとOFFの境が曖昧になり続けています。
でも、最近ずっとONの状態は良くないなと。
それ以上に「OFF」の時間って重要だなと僕は考えています。
「常にON」が引き起こす落とし穴
僕自身、お菓子作りという仕事に没頭してきた中で、「常にONでいなければ」という強迫観念に囚われた時期がありました。
お店にいる間はもちろん、家に帰っても次の日の仕込みや新商品やアイデアを考えてしまう。
一見すると真面目で努力家に見えるかもしれませんが、これって実はすごく危険なんです。
脳も体も疲弊しきって、ある日突然、インスピレーションが湧かなくなったり、作業効率がガタ落ちしたりする。
ひどい時には、好きだったお菓子作り自体が苦痛に感じてしまうこともあります。
皆さんも経験はありませんか? 「もう何もしたくない」と全てを放り出したくなるような感覚。
それは、ONの状態が過剰になりすぎているサインかもしれません。
自分的「効果的なOFF」の作り方
では、どうすれば効果的にOFFの状態を作り出せるのか? 僕が実践しているいくつかの方法をご紹介します。
1. 物理的に「場所」を変える
僕の場合、休みの日にお店のシャッターを閉めたらすぐにその場を離れます。
工房から自宅へ、あるいは近くのカフェへ。物理的に場所を変えることで、意識も自然と仕事モードからプライベートモードへと切り替わっていきます。
更にいうなら、携帯も極力触らずです。
あとは「これをやったら休んでいる」と思い込む事も大切。
2. 趣味に没頭する「思考のデトックス」
僕にとって最高のOFFは、好きなことに没頭する時間です。最近は福井の自然豊かな場所を散策したり、美味しいコーヒーを飲んだり、新作のKindleの案を考えたりしています。
重要なのは、その間は仕事や新商品のことを一切考えないこと。
集中して別のことを考えることで、頭の中を一度「空っぽ」にするんです。
これは、思考のデトックスのようなものだと感じています。
3. 「何もしない時間」を意識的に作る
これは少し難しく感じるかもしれませんが、僕が意識的に取り入れているのが「何もしない時間」です。
例えば、ソファに座ってぼーっとする。窓の外を眺める。
一見無駄な時間に見えるかもしれませんが、これが意外と脳を休ませるのに効果的だったりします。
スマホもいじらず、ただただ時間を過ごす。最初は落ち着かないかもしれませんが、慣れてくると驚くほどリフレッシュできますよ。
OFFは「未来への投資」
「OFFの時間を作るのはサボっているように感じる」という方もいるかもしれません。
でも、僕はOFFの時間は「未来への投資」だと考えています。
しっかり休息を取り、心身ともにリフレッシュすることで、次のONの時間に最高のパフォーマンスを発揮できる。
むしろ、OFFの質が高ければ高いほど、ONの密度も高まるはずです。
そして、新しいお菓子のアイデアも、意外とOFFの時間にふと閃いたりするものです。
僕たちは、常に全力で走り続けることはできません。時には立ち止まり、深呼吸をして、また新たな気持ちで走り出す。
このONとOFFのサイクルを意識的に作り出すことが、継続的に高いパフォーマンスを発揮し、充実した毎日を送るための秘訣だと僕は信じています。
皆さんもぜひ、自分なりの「最高のOFF」を見つけて、ONの時間をさらに輝かせてください!
それではまた。
おまけ!非認知能力クイズ!
エヴァンゲリオン編
問題3
NERVの作戦会議で、次の使徒に対する迎撃作戦について議論が行われています。
リツコは冷静なデータに基づいた合理的な作戦を主張する一方、ミサトはパイロットの感情や現場の状況を重視した、より柔軟な作戦を提案し、意見が対立しています。
この時、あなたが会議の参加者として、「異なる視点を理解し、最善の合意形成を促す力(対立解決と協調性)」を最も発揮できる発言は何でしょう?
A. 「リツコ博士の言う通りです。データこそが全てだ!」と、一方の意見に完全に賛同し、もう一方を否定する。
* メリット: 自分の意見を明確に示せる。
* デメリット: 議論を二極化させ、対立を深める。もう一方の意見の良い点を無視してしまう。
B. 「どうせまとまらないんだから、どっちでもいいよ…」と、議論から身を引いて傍観する。
* メリット: 責任を負わなくて済む。
* デメリット: 建設的な解決に貢献できず、議論が停滞する。
C. 「両者の意見には、それぞれ重要な視点があります。リツコ博士のデータは確実性を高めますが、ミサトの現場感覚は想定外の事態に対応する上で不可欠です。両方の要素を考慮した、より複合的な作戦は考えられないでしょうか?」と、両者の意見の価値を認めつつ、統合的な解決策の可能性を探る。
* メリット: 対立する意見の背景にある意図や価値を理解し、両者の良い点を組み合わせた、より強固な作戦を生み出すことができる。会議全体の合意形成を促進する。
* デメリット: 両者の意見を深く理解し、統合的な視点を持つ思考力が必要。
D. 「こんなところで言い争ってないで、早く結論を出してください!」と、結論を急かす。
* メリット: 迅速に結論を出せるかもしれない。
* デメリット: 議論が十分に深まらず、後で問題が再燃する可能性がある。
正解: C
それではまた!