こんにちは。福井のお菓子屋西勘堂西畑雄介です。

今日はお菓子屋が驚くお菓子屋についてお話しします。



本題に入る前にお知らせをさせて下さい。


最近塩どらが大人気になって来ております。

暑くなって来たから?

ネクストブレイクに選ばれたから?


よくわかりませんが、毎日売れてます!

ホームページからご覧下さい!



‥では本題です。


お菓子屋を営む者として、これまで数多の素晴らしい菓子と出会い、その作り手の情熱に触れてきました。


専門学校時代も、とにかくお菓子に触れていきました。

その中でたまに造形美や世界観、味の組み合わせなど圧倒的に優れているお菓子屋さんに出会います。

その時はえも言われぬ感情の高ぶりを感じます。


そして最近思うのです。

西勘堂はそんな「お菓子屋が驚くお菓子屋」になってきているなと感じています。


今回はその部分についてお話ししていきます。


常識を覆す発想:既成概念を打ち破る「味の冒険」

西勘堂は、基本的に常識に囚われない想いでお菓子を作っています。


なので、いちご水ようかんや塩レモンケーキ、甘えびガレットブルトンヌや甘えびシフォンケーキ、おやつグラノーラなどなど‥。


挙げ出したら枚挙に暇がありません。


何かの情報を参考にする事はありますが、うちらは基本パクリを嫌います。


何故ならそこにオリジナリティがないからです。よほど自分たちらしさをお菓子に盛り込めない限り誰かがやっているアイデアを猿真似はしません。


むしろ誰もやっていないブルーオーシャンを狙いにいきます。


だからこそ「ありそうでない」ものにたどり着く事が出来るのでしょう。


細部に宿る「職人の魂」

うちのお菓子は基本細かいです。

「お客様が食べたらどう思うだろう」

「これで1人前は多いかな」

「ちょっと食べにくいかな」

「固さはどうだろう」

「素材の味って出てるかな」

「香りはどうかな」

「食感はどう?」

「プライスはどんな感じ?」

「見た目はいいかなぁ」

などなど意外とめちゃくちゃ考えて作られてます。


でもでも数多あるお菓子屋の中から、大切な甘いひと時を過ごす為にうちのスイーツをご利用くださるのだからやはり他社とは圧倒的に偏愛をご提示出来ないといけない。


「このお菓子は特徴的だけど美味しい」

その様な想いを受け取って貰えると幸いです。

心を揺さぶるストーリー:お菓子に込められた「物語」

そして何より、うちの店のお菓子には「物語」があります。

私達は、福井の食材にこだわってスイーツを日々作っております。


地元の農家さんから直接やり取りをしてベストな状態の果物などを受け取っています。


地元で大切に育てられた農家さんへの敬意、作り手のこだわり、そして西勘堂との関わり。

そこだけでもう、一つの物語はあります。


更にそこに上記した僕らがその美味しい最高の素材をどう引き立てるかのストーリーが付加されます。


最終的にはお客様に「笑顔になってほしい」という純粋な願いが伝われば良いなと感じます。そういったストーリーが、お菓子を通してじんわりと伝わってくるのです。


単なる「美味しいお菓子」を提供するだけでなく、その背景にある作り手の情熱や哲学、そして何よりも「人を幸せにしたい」という強い想いが、お菓子そのものに深みを与えています。


私たちが目指すべき「お菓子屋の理想郷」

この“お菓子屋が驚くお菓子屋”は、私たち同業者にとって、ある種の「理想郷」を示しているのかもしれません。


先日ある同業者の方にうちのとある製品の話になりました。


うちのその商品は、ほとんど材料だけで味わいや色味を表現しています。

一方その同業者の会社にも類似した商品はあります。

しかし香料や添加物などを気にせずどんどん使うらしいのです。


もちろんスタンスや考え方の違いがあるのでそれについて正直何も思いません。

ただその同業者の方が

「こんなに少ない材料でもこんなに味わい深く出来るんだね」と驚いていました。


僕らにとって、素材や食材と向き合う事は常にあります。

その中で、食材そのものの味わいを高めて行くと同業者でも知り得ない区域にまで行けるという事を再確認しました。


僕らは更にこの路線で、逆張りで、圧倒的な偏愛でお客様に福井の食材や素材の良さをお菓子を通して伝えていきたい。


あなたにとって、「お菓子屋が驚くお菓子屋」とはどんなお店ですか? そして、どんなお菓子と出会ってみたいですか?


それではまた。













おまけ!非認知能力クイズ!
問題1
あなたは、前例のない大規模なプロジェクトを任されました。計画段階で予測不可能な課題が次々と浮上し、チーム内には不安や疲弊の色が見え始めています。このような状況下で、チームの不確実性への耐性(アンビギュイティ・トレランス)を高め、プロジェクトを成功に導くための最も効果的なリーダーシップアプローチは何ですか?

A. 予測される全ての課題に対して詳細なマニュアルを作成し、チームメンバーに厳守させる。
 * メリット: 一部の既知のリスクに対しては対応が明確になる。
 * デメリット: 予期せぬ事態には対応できず、マニュアルにないことへの不安が増大する。メンバーの自律性や柔軟な思考を阻害する。

B. 不安を感じているメンバーには、個別に厳しく指導し、精神論で乗り越えるよう促す。
 * メリット: 一部には精神的な鼓舞となる可能性がある。
 * デメリット: 多くのメンバーは萎縮し、本音を言えなくなる。不安の根本的な解消には繋がらず、チームの士気を低下させる。

C. 課題や不確実な要素をチームでオープンに共有し、それらを「解決すべき問題」ではなく「学ぶべき機会」として捉え直す対話を促す。
 * メリット: メンバーが不確実性を前向きに受け入れ、自律的に思考・行動する姿勢を育む。失敗を恐れず挑戦できる心理的安全性を醸成し、チーム全体の学習能力と適応力を向上させる。
 * デメリット: 短期的な成果に直結しにくく、時間がかかる場合がある。

D. プロジェクトの進行を一時停止し、全ての不確実性が解消されるまで計画の見直しに時間を費やす。
 * メリット: 完璧な計画を立てることに集中できる。
 * デメリット: 刻々と変化する状況に対応できず、機会を逃す。非効率的で、プロジェクト自体が停滞するリスクが高い。
正解: C

それではまた!